History

 

1910-1920 | personalities 人物そしてドラマ

1910-1920 ― 伝説の誕生
ジュゼッペ メロージ(1872〜1956年)

「測量技師」

デザイナーとして1910〜24年まで活躍。担当モデルは24 HP(1910年)、40/60 HP(1913年)、GP(1914年)、15/20 HP(1915年)、20/30 HP(1920年)、GP (P1)(1923年)。1872年にピアチェンツァで生まれたジュゼッペ メロージは、まだ確固としたものではなかった自動車市場にオリジナルモデルを出す、という困難な仕事を1910年に引き受けることとなった。これはまさに彼にぴったりの仕事となる。メロージのデザインは、レースにも最適で、かつ楽しくドライブできる市販モデルの生産に結びつくことになる。その後メロージは、モンツァ グランプリでデビューすることになっていた2シーターのレーシングカー、P1を1923年に作り出すが、テスト中にドライバー、ヌーヴォ シヴォッチが死亡するという致命的な事故が起こったため、P1は生産に至らなかった。個人向けのモデルであったRLとRMは、幸運だった。

ニコラ ロメオ

背が低く、大きな口ひげを黒々とたくわえたニコラ ロメオは、ナポリ出身で、企業家であり実業家であった。スコント銀行の総代理人に任命されたロメオは、1915年にA.L.F.A社の経営を引き継ぎ、会社の生産理念を改革しようと決心する。車の生産を中止し、弾薬をはじめ、戦争の前線にいる軍隊の使う武器、航空エンジン、コンプレッサーの生産に切り換えた。1918年には、「ニコラ ロメオ有限会社」は「サロノ車両装備製造会社」を買収。しかし、1928年には修復が不可能なほどの経営方針の相違により、ニコラ ロメオはアルファ ロメオとの関係を決定的なまでに断絶した。