History

 

2000-2004 | passion 美しき情熱

2000-2004 ― ミレニアムを迎えて
Alfa 147の成功

2000年11月8日、Alfa 147は「ゴールデン ステアリング ホイール」賞を受賞した。これは、コンパクトカーを対象にしたドイツのもっとも栄誉ある賞で、ドイツ車のAudi A2やOPEL Corsaを抑えての受賞である。授与式は、ヨーロッパ最大の発行部数を誇る日曜誌『ビルト アムゾンターク』の主催により、25年間継続して行われている。95年には、Alfa GTVも同賞を受賞している。Alfa 147が「2001年度ヨーロピアン カー オブ ザ イヤー」を受賞。ヨーロッパ21か国を代表する56人の専門ジャーナリストで構成される選考委員会は、2001年度の同賞をAlfa 147に授与した。

アルファ ロメオ誕生90周年

2000年、アルファ ロメオは数々の華々しいイベントで90周年を祝った。イベントは、「クオレ スポルティーボ―受け継がれた美」展から始まった。展示会は、ダブリンを皮きりに、ワルシャワ、ウィーンへとツアーが行われた。アルファ ロメオは、また「ポルテッロ スクデーリア」と「RIAR(イタリア アルファ ロメオ登記所)」が企画したふたつの重要なイベントの公式スポンサーとなった。「ポルテッロ スクデーリア」は、1970年以前に製造された車が参加する「ロンドン〜シドニー マラソン2000」に、67年型Giulia TI Superで参加した。18,000kmにわたるレースはロンドンをスタートし、中央ヨーロッパ、ルーマニア、トルコ、イランを経て、オーストラリアのシドニーをゴールとした。RIARも、アルファ ロメオのレース史に関連した行事「第21回アルファ ロメオ国際ビンテージカーラリー シチリア」と「タルガ フローリオ」を組織した。1965年以前の50台のアルファ ロメオが、パレルモ、ノート、シラクーザ、カターニア、カルタニッセッタ、ラグーサ、トラビアをパレードした。

甦るGTA伝説

2001年9月、ドライバーの魂を揺さぶるハイパフォーマンスを発揮する2台のモデルが「フランクフルトモーターショー」でデビューした。Alfa 156 GTAとAlfa 156 Sportwagon GTAである。あの伝説的なGiulia Sprint GTAから36年の歳月を経て、アルファ ロメオが持ち続けた本質的な価値観を象徴する2台のモデルをファンに披露したのである。スタイリング面では、ベースとなったサルーンとワゴンからわずかな変更に留め、その上で一層スポーティな雰囲気を作り出すことが決まっていた。しかし、この2台のモデルの真の革新は、技術面にあった。新しいGTAは、新開発の3.2リットル V6 24バルブエンジンを搭載。これは最高出力250bhp/6,400rpmと、最高トルク30.0kgm/5,000rpmを発揮する。2002年2月から販売が開始されたこのモデルには、アルファ ロメオの「スポーツの精神」が、根強く生きている。

プレスキャンペーン

2000年、2001年のプレスキャンペーンの広告で表現されたアルファ ロメオのもっとも美しい姿。

2003年1月 美しいだけでは十分でない

「美しいだけでは十分でない」は、アルファ ロメオの新しい広告戦略で、形だけではなくその内容の充実ぶりにも焦点を当てたものである。
アルファ ロメオと言えばスタイルやエレガンスを真っ先に思い浮かべるが、その革新的な技術と比類のないドライビング プレジャーも大きな魅力になっている。

2003年3月 アウトデルタが40周年を迎える

アウトデルタは、国際的なレースに向けたアルファ ロメオのコンペティション部門として、1963年3月5日に設立された。当時は、Giulia TZによって、あらゆるレースでタイトルを総なめにしていた。
それから40年たった今、アウトデルタは、強力なヨーロッパ ツーリングカー選手権チームとしてやはり重要な役を果たしている。2003年10月には、ガブリエル タルクィーニがAlfa 156 GTAを駆って見事ドライバーズタイトルを手中に収めた。

2003年3月 ジュネーブ国際モーターショーでKamalを発表

まさに未来を変えるプロジェクトだった。アルファ ロメオ デザインセンターが前年にコンセプトカーKamal(全長:4,350mm×全幅:1,860mm×全高:1,620mm)を開発した。
ブランドの伝統であるコンパクトさはそのままに、卓越した操作性とバランスを実現する一方で、通常のオフロードカーには見られない多目的性とスポーティーさも兼ね備えて、ドライビングプレジャーとサルーン並みの快適性を両立させた。

2003年9月 フランクフルト モーターショーで8C Competizioneを発表

アルファ ロメオの新しいコンセプトカーの名は8C Competizione。
「8C」とは、30年代〜40年代にかけ、デザイナー、ヴィットリオ ヤーノ設計による有名な8気筒エンジンを搭載した車に付されていたコードだ。そして「Competizione」の名は、1950年に開かれた有名なミッレミリアで、伝説的な2人のドライバー、ファンジオとザナルディがハンドルを握ったスポーツクーペ、6C 2500 Competizioneへのオマージュとしてつけられた。
ユニークで魅惑的なスタイルのこの「2シーター」は、ほとんどがカーボンファイバー製で、サイズは、全幅1,900mm×全長4,278mm×全高1,250mm、ホイールベース2,595mmとゆったりとした大きさ。さらに、大きめのタイヤ(フロントは245/40R20、リアは275/35R20)と「筋骨隆々とした」リアフェンダーが、このモデルの個性をさらに際立たせている。

2004年3月 ジュネーブ国際モーターショーでCrosswagon Q4と156 Autodeltaを発表

第74回ジュネーブモーターショーのアルファ ロメオ ブースは、新開発の技術で満載だった。ここでデビューを飾ったAlfa Crosswagon Q4は、アルファ ロメオが自信をもって発表した最新モデルであり、アルファ ロメオの4WDへの回帰を示すものだった。
もうひとつ新たに発表されたプロトタイプ、Alfa 156は、ガブリエル タルクィーニが2003年のETCCでドライバーズタイトルを手中に収めたときのレーシングカーから派生したモデルで、「cuero sportivo(スポーツ精神)」を体現した車だ。3.5リッターV6エンジンを搭載し、ファイバー製のボンネットを採用することで軽量化にも成功している。
アルファ ロメオの歴史をたどる旅の最後に、最近発表されたラインアップを紹介しよう。
まず最初は、優れた多目的性と使いやすさが特長のAlfa 147の5ドアバージョン。
2002年は、156、Sportwagon、147のGTAモデルが相次いで発表された年だった。
2003年は、Alfa 156、166、GTV、Spiderのモデルチェンジが行われた。いずれも、純粋なドライビングプレジャーと、完全な安全性・快適性を実現した車で、この年もアルファ ロメオの精神が健在であることを印象づけた。
2004年のスターはふたつの最新モデル、勇猛なAlfa GTと、スポーツカーの真髄 Alfa Crosswagon Q4だった。