• Mondo alfa
  • 「なら国際映画祭」開催。古都・奈良をシネマで彩った6日間
2016.09.29

「なら国際映画祭」開催。古都・奈良をシネマで彩った6日間

2年に1度開催されている「なら国際映画祭」。第4回目となる今回は、9月17日から6日間にわたって開催された。本映画祭にはアルファ ロメオが協賛。古都・奈良が華やかかつ国際色豊かな映画の都になった。

160929_alfa_01
(C)Photographed by LESLIE KEE

レッドカーペットの斎藤工氏に大歓声

古都・奈良と、映画祭。ちょっと意外な組み合わせかもしれない。「なら国際映画祭」は、平城遷都1300周年となった2010年から隔年で開催されている。エグゼクティブディレクターを務めるのは、2007年に『殯の森(もがりのもり)』でカンヌ国際映画祭審査員特別大賞グランプリを受賞した河瀨直美監督だ。奈良で生まれ育った河瀨監督の、地元への思いと映画愛が詰まった映画祭である。

第4回目となる今回は、9月17日に、レッドカーペット オープニングセレモニーが行われた。奈良公園内にある春日野園地の会場は、2000人以上の観客で超満員に。レッドカーペットに斎藤工氏や高橋克典氏などの俳優陣が現れると、盛大な歓声と拍手が沸き起こった。

160929_alfa_02ab
映画好きとして知られる斎藤工氏は、レッドカーペット会員代表として登場。高橋克典氏は、「ならキネコ上映会」のスペシャルゲストに招かれた。

コンペや上映会の多彩なプログラム

「なら国際映画祭」では、約1700本の中から選ばれた8本の作品によるインターナショナル コンペティションが行われる。日本だけでなくフィリピン、イランなどからも出品され、中には中国で撮影されたスイス・カナダ合作のドキュメンタリーという多国籍な作品もある。また、映画界の新たな才能を発掘する試みとして、学生映画部門のNARA-waveも設定されている。

160929_alfa_04ab
「Road to Cannes」代表の別所哲也氏と、インターナショナル コンペティション審査委員長の三上博史氏。

なお、別所哲也氏が代表を務める「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」とのコラボレーションによる日本人映像作家強化養成プロジェクト「Road to Cannes」も始動。若手映像作家12人とのトークディスカッションで、海外映画祭でも通用する作品作りについて考え、海外進出をバックアップする活動を進めている。

160929_06_alfa
会場となった春日野園地には「アルファ ロメオ ジュリエッタ クアドリフォリオ ヴェルデ」と「アルファ ロメオ ミト コンペティツィオーネ」が展示され、来場者の注目を集めていた。

さらに「星空上映会」「春日大社奉納上映」などのユニークな取り組みが行われたほか、カンヌ映画祭招待作品の上映会も開催された。子供向けには、「キネコ国際映画祭」とのコラボレーションにより、アニメ映画の上映プログラムも用意。期間中、奈良は映画の都になった。

「アルファ ロメオの取り組みは先進的」河瀨直美監督

奈良で映画祭を開催する意義について、エグゼクティブディレクターである河瀨直美監督に話を聞いた。
「カンヌもベネチアも、大都市ではありません。地方都市で、観光地です。そういう意味で、奈良も似ていますね。奈良には世界遺産もありますし、寺社仏閣の数も全国有数です。経済の指標ではわかりませんが、深い歴史があり、文化があり、宝物が隠れているんです」

同映画祭には海外から多くの映画関係者が来訪し、古都の魅力に触れる機会になります。海外とのつながりという点では、いかがでしょうか。
「今年『なら国際映画祭』は、カンヌとパートナーシップを結びました。日本では若手が活躍する環境がなかなか作れないので、軽やかに海外に出ていって映画を作る土台を見つけてもらおうと考えています」

160929_alfa_07
なら国際映画祭エグゼクティブディレクターの河瀨直美監督

「なら国際映画祭」に協賛しているアルファ ロメオ。河瀨監督との出逢いは、アルファ ロメオが展開しているキャンペーン「I Love Cinema 2016」がきっかけだという。
「映画館からビデオ、そして今は配信というように、映画のカタチはどんどん変わっています。映画の概念が変わることで、企業もコンテンツ作りに関わる機会が増えました。アルファ ロメオは、そうした新しい流れの中で先進的なチャレンジをしていますね」

160929_alfa_08
鏡割りには『東の狼』で主演した藤竜也氏(右から2番目)も参加した。

神秘的な雰囲気に包まれたプレミア上映会

オープニングセレモニーが終わると、若手映画監督が奈良を舞台に制作した「NARAtive2016」作品として、『東の狼』が上映された。前回のコンペティションで審査員特別賞を受賞したキューバのカルロス・M・キンテラ監督が、奈良の東吉野村で撮影した藤竜也氏主演の作品である。月が重要なモチーフとなっている映画にも関わらず、上映時はあいにくの曇り空。しかし、上映終了とともに明るい月が顔を見せ、会場は神秘的なムードに酔いしれた。

160929_alfa_09
レッドカーペット オープニングセレモニーは春日野園地に設置された屋外ステージで行われ、舞台挨拶の後にNARAtive2016『東の狼』がプレミア上映された。

インターナショナル コンペティションでは、イランのアイダ・パナハンテ監督の作品『NAHID(ナヒード)』が、最高賞の「ゴールデンSHIKA賞」を受賞。次回NARAtiveの製作権を獲得した。2年後のオープニングでは、パナハンテ監督の新作がプレミア上映されることになる。

古都・奈良を舞台に開催された「なら国際映画祭」。映画の魅力を再確認するとともに、日本の映画文化を海外発信するという意味でも大きな意味を持つ。2年後の開催も楽しみである。

「なら国際映画祭」公式サイト
Alfa Romeo Love Cinema

人気の記事

プロダクト情報

  • 4C
  • 4C
  • 4C Spider
  • GIULIETTA
  • MITO