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2014.11.04

伝統と風情を残しながら使い勝手も追究する、究極の「和心地」 ~星野リゾート 界 熱海~

居心地のいい場所には、そう感じさせるだけの理由がある。旅館を例にとってみよう。温泉と畳の部屋さえあれば、風情や使い勝手が悪くても満足できるだろうか? デザイン性に優れた和の風情さえあれば、料理や温泉は二の次と思えるだろうか? おそらく、心から居心地よく感じられる温泉旅館には、それらすべてが完璧に揃っているはずだ。

以前紹介したリゾナーレ八ヶ岳をはじめ、全国33か所のホテルや旅館を運営する星野リゾート。同社が手がける温泉旅館ブランドが、「界」だ。その居心地のよさはアルフィスタにもぜひ体験していただきたい完成度を誇り、今回、界×Alfa Romeoのコラボレーションキャンペーンも実現した。毎月2組4名に各地の「界」宿泊券がプレゼントされ、滞在中は Giulietta Sportiva の試乗もできる。


キャンペーン期間中、該当する界に展示されるGiulietta Sportiva。最新のナビ搭載、Bluetoothでスマートフォンの通話や音楽再生にも対応している。Giuliettaの乗り心地をワインディングロードでぜひ体感してみてほしい。

現在のところ津軽、日光、箱根、阿蘇など全国で11か所の温泉地に建つ「界」ブランド。その中でも格調高い風情を醸し出しているのが、今回訪れた「界 熱海」だ。この地に創業して160年の歴史を持つ温泉旅館「蓬莱」の格式と風情はそのままに、快適さと使いやすさは最新型に進化させた、相模湾を見下ろす山の中の湯宿である。


愛車を停めて玄関へ向かうと、見るからに歴史を感じさせる味わい深い屏風と菊の花に迎えられる。屏風は蓬莱時代から伝わるもので、菊が刺繍されている。季節に合わせたさりげない設えは歳時記を大切にする「界」らしい心遣い。靴を脱ぐあがり座敷も、昔ながらの旅館スタイル。

「和心地」をテーマとする界では、伝統や風情は大切に残しつつ、水回りや空調など快適さに関わる部分には最新の設備を取り入れて、和の雰囲気と心地よさを見事に同居させている。


客室からは海が一望でき、とても落ち着ける雰囲気。寝室と居間が別れ、ゆったりと過ごせる。


和の風情は維持しつつもエアコンやトイレ、洗面などは最新式で心地よく使える。内風呂の眺めもアメニティも完璧。

温泉施設に行くと「備え付けのシャンプーやボディソープの質がいまひとつ」という残念な感想を抱きがちだが、界ではどの施設でもボトルとシャンプー類が統一され、その点も万全。さらに、客室にも浴場の脱衣場にもタオルとアメニティが豊富に置いてあるので、着替えだけ持っていけばいつでも良質な温泉が楽しめる。


源泉の名をそのまま付けた「走り湯」。弱アルカリ性のやわらかい泉質で、保湿効果が高い。相模湾を眼前に檜丸太組みの湯殿にて、ちょうどいい湯加減のかけ流しにゆったりつかるひとときは、まぎれもなく極上。天井が高いので開放感も抜群だ。


隈研吾デザインによる開放的な半露天の湯殿「古々比の瀧(こごいのゆ)」。15:00〜23:00は男湯(その間、女性は「走り湯」)、6:00〜11:30は女湯(その間、男性は「走り湯」)。23時以降はどちらの湯殿も予約制の貸し切りとなり、贅沢空間を仲間と独り占めできる。

源泉は、約1200年前の奈良時代から自噴しているという日本三大古泉の「走り湯」。深く掘って引いてきたものではなく、自らこんこんと湧いてくる伊豆山温泉の象徴だ。カルシウムやマグネシウムなどの温泉成分が非常に濃いのも特徴で、その豊かな温泉を存分に味わってほしいと、界 熱海では源泉かけ流しで楽しませてくれる。毎日必ず浴槽の湯をすべて抜いて徹底的に清掃する必要があるので、湯量の豊富さとスタッフの手間がなければ源泉かけ流しは実現しないわけで、ここにも界の心意気とホスピタリティを感じる。

海と空を一望する「青海テラス」は、湯上がりを楽しむための心地よいアウトドア空間。朝は日の出を望み、満月の夜には月明かりに照らされた海の輝きも楽しめる。秋の夜には竹筒に明かりを灯した竹あかりの演出も。ビールや炭酸飲料などを無料で提供するミニバーまで用意されている。

もうひとつのお楽しみは、料理。界 熱海では、隣接する別館ヴィラ・デル・ソルのレストランで上質な海のフレンチを堪能することもできるが、やはりおすすめは本館で味わう和食。旬の魚介を中心に、素材の旨味を活かした繊細な料理を、ゆったりと部屋食で味わうことができる。


先付に続いて提供される八寸。この日は、からすみ風味の白玉、鶏と干し葡萄の松風、胡桃豆腐茶巾揚げなど、日本酒がおいしくなる季節を意識して、ほどよく塩分を効かせた美しい八品が用意された。季節を感じさせるあしらいも風流。


ひとつひとつを異なる味で食す、界 熱海流 お造りの取り合わせ。醤油だと似たような味になってしまうと感じた料理長が、それぞれに合う味付けを施す。金目鯛にはスダチと塩、伊勢エビにはレモン塩、太刀魚には練り梅といった具合に、新鮮な魚の持ち味が最大限に引き出されている。


界 熱海のスペシャリテ、金目鯛の八香蒸し。熱海の名物である金目鯛を、アサリ、しょうが、にんにく、こぶみかんの葉、レモングラス、日本酒、梅干し、ドライトマトという八つの香りで酒蒸した逸品。すべての素材が主張しすぎることなく調和し、海の恵みを最大限に楽しませてくれる。


界 熱海の和食にはやはり日本酒を合わせたい。地元・静岡の銘酒を多数取り揃えてあるので、中居さんに相談しながら、料理に合わせてちびりちびりと味わおう。写真の「おんな泣かせ」はまろやかな飲み口で食中酒にぴったりの純米大吟醸。


翌日のお楽しみ、朝食。新鮮な地のものが揃い、中でも熱海名物あじの干物はこだわりの名水で丁寧に仕込まれた絶品。チェックアウトが12:00と遅めなので、朝食も朝風呂ものんびり楽しみたい。

界の特徴としてもうひとつご紹介したいのが、「ご当地楽」。日本各地の音楽や芸能、工芸など個性的な文化をひとときでも楽しんでほしいと用意された、独特のもてなしだ。界 熱海では日本随一の「熱海芸妓」を鑑賞するという、ご当地らしい過ごし方を予約不要・無料で楽しませてくれる。


明治時代より、要人をもてなしてきた芸妓文化。熱海には現在も100以上の置屋があり、200名以上の芸妓が熱海を訪れる客人を楽しませている。一般客には少々敷居が高いが、 界 熱海に泊まればその一端を味わえるわけだ。梅酒を味わいながら季節の舞を鑑賞した後は、芸妓の手ほどきを受けつつお座敷遊び。初めての投扇興を楽しみながら、夜はゆっくりと更けてゆく。

星野リゾートの「界」にはふたつの意味がある。ひとつは「境界」。日常から非日常への境界線となり、くつろいでほしいという想いからだ。もうひとつは「世界」。国内はもちろん、世界中のお客さんを地方の温泉でお迎えしたいという願いがこめられている。現在11ある「界」を今後は30まで増やすというが、30という数字は各地にある有名温泉地の数だという。楽しみだ。


洗練されたお土産も楽しみのひとつ。静岡の檜を活用したMIZUTORIスリッパ(8,424円)は館内で客が使用するものと同じ(館内用はロゴ入り、商品はロゴなし)。熱海名物の梅を使用した梅マカロン(6個入り/1,080円)は梅の甘酸っぱさがさわやかで、見た目にも愛らしい。全国の界で使用されるオリジナル風呂敷(1,800円)。アメニティとして宿泊客にプレゼントされるので、湯殿に向かう際に使用したり、持ち帰って日常使いにしたりと楽しんでほしい。界の刻印が押された上用饅頭(6個入り/1,620円)もおみやげにおすすめ。

秋がゆっくりと訪れる熱海。11月後半ぐらいから紅葉が始まり、1月末には早咲きの梅と熱海桜が見頃を迎える。梅と桜が同時に見られるのも、熱海ならではの楽しみと言えるだろう。ちょうど、Alfa Romeoのキャンペーン当選者が界 熱海に宿泊するのも1月。熱海なら真冬でもスノータイヤの心配なく行けるので、ぜひとも訪れてみてほしい。

星野リゾート 界 熱海
界×Alfa Romeo キャンペーン

撮影 SHIge KIDOUE
取材・文 山根かおり

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