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2015.04.24

毎日を晴れ舞台にする“特別なアルファ” ~アルファ ロメオ ジュリエッタ ケン オクヤマ スペチアーレ ビアンカに試乗~

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手の届くなかの究極のコラボ作

ファッションや音楽、エンターテイメントなど、どの世界にも2つの個性を発揮しながら新しい価値をも生み出す、優れたコラボレーションは存在する。クルマの世界にもこれまでにさまざまなコラボ作が誕生しているが、本当に欲しいと思うモデルは、ひと握りの成功者にしか手に入れられない超高額車、なんてことも少なくない。ところが、今年アルファ ロメオから登場したジュリエッタをベースとするケン オクヤマ スペチアーレは、我々一般の消費者にも十分に手に入れるチャンスのあるコラボレーションモデルだ。

150422_Alfa_02アルファ ロメオのクルマであることを主張する盾型グリルからルーフ、リアのバックドアまでを2本のストライプが貫く。

しかもコラボレーションのパートナーは、過去にアルファ ロメオのほか、フェラーリやマセラティなども手掛けた、世界的に有名なデザイナー、ケン オクヤマ(奥山清行)氏。バリエーションは、アイスホワイトのエレガントなボディ中央にストライプをあしらった「ジュリエッタ ケン オクヤマ スペチアーレ ビアンカ」と、アルファレッドのボディ側面にホワイトのキャラクターラインなどを施した「ジュリエッタ ケン オクヤマ スペチアーレ ロッサ」の2タイプ。

今回の試乗車は、白のスペチアーレ ビアンカ。「スポルティーヴァ」グレードをベースとし、居住性と取り回し性の良さを両立させた日常使いに便利な5ドアハッチバックでありながら、華やかなデザインとスポーティな走りを併せ持つモデルだ。

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kode9にヒントを得た情緒的デザイン

このコラボレーションモデルは、2013年の東京モーターショーでワールドプレミアされたケン オクヤマ氏プロデュースのスパルタンなライトウェイトスポーツカー「Kode9」からインスピレーションを得ている。余分なものを削ぎ落とし、車体プロポーションそのものがシンプルにして他のどのクルマにも似ていない、独特の個性を放つスポーツモデルだ。

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スペチアーレ ビアンカがインスピレーションを受けた「kode9」。

スペチアーレ ビアンカの外装を見渡すと、ハイパーブラック塗装を施したダブルリングデザインのホイールがさまざまな表情を見せ、なんとも芸術的。ホイールの隙間から覗く赤いキャリパーや、同じように赤く塗装されたホイールセンターキャップとミラーカバーが白い車体のアクセントとなっている。これもKode9に通ずる特徴だ。

150422_Alfa_05Ken Okuyama Designのオリジナルホイール「K.o.002」に225/45R18サイズのタイヤを組み合わせた足回り。

「クルマのデザインのキモはCピラーにある」と話すケン オクヤマ氏自慢のアイテムが、太いCピラーの両端にあしらわれたステンレス製のエンブレム。有機的な光を放つこのエンブレムは、氏が全幅の信頼を置く新潟・燕市の金属加工職人たちがひとつひとつ手作業で磨き上げているそうだ。

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毎日をドラマティックに演出

街ゆく人が振り返るほどの存在感を肌で感じながら、市街地を颯爽と駆け抜ける。1.4リッターのマルチエア ターボエンジンは2ペダル式の6速デュアルクラッチトランスミッション「Alfa TCT」と組み合わされ、リズミカルな加減速を示す。エンジンは低速でゆったり流しているだけでもゴロゴロと喉を鳴らす動物のような鼓動を伝えてくる。むちを入れればすぐに飛び出しそうな感じがある。

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ベース車同様に標準装備される「D.N.A.システム」は走行環境に応じて3つの走行モードが選択できる。「Natural」モードは低めのエンジン回転数を維持しながら必要十分な力を発揮する、いわば日常をサラッと流すためのモード。「Dynamic」モードに切り替えると、エンジンは伸びやかに回転数を高め、内に秘めたパワーを発散する。このモードの切り替えはエンジンの出力特性だけでなく、ドライバーの心の変化さえも誘う。このクルマはデザインや装備のひとつひとつがエモーショナルだ。

150422_Alfa_08D.N.A.システムの操作スイッチ。「Natural」「Dynamic」のほか
悪天候時やグリップの低い路面に最適な「All weather」モードが選べる。

この“特別なアルファ”はドライバーに心地良い緊張感と高揚感を与え、華やいだ世界に足を踏み入れたような気分にさせてくれる。こんな感覚を毎日のドライブで味わえると思うとドキドキする。ケン オクヤマ氏のデザインへのこだわりは、高い実用性とスポーツ性を併せ持つジュリエッタに新たな個性を加えた。この“特別なアルファ”が与えてくれる夢見心地の時間は日常をドラマティックなものに変えてくれそうだ。

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撮影 郡 大二郎
文 藤島 知子

ケン オクヤマ氏とカーグラフィック加藤代表の特別トークショーが開催

4月12日、アルファ ロメオお台場でケン オクヤマ氏と株式会社カーグラフィック加藤哲也代表によるスペシャルトークショーが行われました。このトークショーでは、ケン オクヤマ氏のピニンファリーナ在籍時のエピソードや、デザイナーの目から見たアルファ ロメオの魅力、イタリアンスーパーカーの話題など多岐にわたり、「アルファ ロメオ4C」を長期テスト車として使用している加藤氏とのアルファ ロメオ談義に、満員御礼となった会場の来場者は興味深く耳を傾けていました。

150422_Alfa_10左:アルファ ロメオお台場で行われたトークショーの模様 右:カーグラフィック加藤哲也代表(左)とケン オクヤマ(奥山清行)氏(右)。

トークショーではケン オクヤマ氏自らスペチアーレの解説を行い、「アルファ ロメオのデザイナーがジュリエッタの特別バージョンをつくるとしたら何をするか、という視点からデザインに取り組んだ」とプロジェクト初期の思いを振り返りました。また両者に共通するダブルリングデザインのホイールについて、一見「Kode9」と同じデザインに見えるが、新たに金型を起こして作り上げた、とコメント。スポーツ性や安全性を考えてブレーキキャリパーが大型化されたジュリエッタにベストなマッチングを実現したといいます。

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「ロッサ」については、ジュリエッタのキャラクターラインを際立たせるようにボディストライプを加え、しかもそのストライプを通常は敬遠されがちな細かな部分まで高い精度を追求した、とその時の苦労を話してくれました。「ビアンカ」については車体の中心に大胆な2本のストライプを加えた理由について、多くの人が選びやすいホワイトの車体に、あえてイタリア車らしい強い個性を持つストライプを加えることでスポーティさを際立たせたとし、オリジナルモデルとのギャップを楽しんでもらいたいと訴えました。

150422_Alfa_13ジュリエッタ ケン オクヤマ スペチアーレ ロッサ。

ケン オクヤマ氏は自ら「スペチアーレ ビアンカ」を購入した理由について聞かれると「家族の意見を聞き入れて白にした」と冗談で返す場面も。ケン オクヤマ氏は自らデザインしたクルマを所有し、その経験から得られるフィードバックを次の仕事に生かしていくとのこと。トークショーは、プライベートカーとして購入した”ジュリエッタ ケンオクヤマ スペチアーレ ビアンカ”の納車式で締めくくられました。

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