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2013.03.04

滑りやすい路面を安全に走る 『Alfa Romeo D.N.A.システム』の 『All weatherモード』


クルマが走行する環境は刻々と変化しているもの。
中でも雨や雪といった滑りやすい路面の上を走る時、クルマが不安定な挙動を起こしてヒヤリとしてしまったという経験はないでしょうか?

『All weatherモード』で安心の運転

GiuliettaやMiToに搭載されている『Alfa Romeo D.N.A.システム』はシーンに応じて3つの走行モードが選べますが、なかでも緊張感が高まるシーンで安心して走らせてくれる機能が『All weatherモード』です。


まずは、シフト脇にあるスイッチを『a』の位置に向けて長押しするとランプが点灯。『All weatherモード』が作動する状態になります。

今回はスタッドレスタイヤを装着したGiulietta Sprintでスキー場に繋がる雪道をドライブすることに。

このクルマは2ペダルで扱えるトランスミッション『Alfa TCT』仕様ということで、早速オートマチックモードで走行を開始します。最初に走行特性が変化したと感じられたのはシフトアップのタイミングが早めに訪れたこと。エンジンの回転が低めの段階で次のギアにシフトアップしていくことで、エンジンの動力を路面に伝達する前輪が唐突に動き出すのを抑えてくれます。


クルマが前後に沈みにくく、フラットな姿勢を保ちながら走れることで、『急』な動作が引き起こす不安定な姿勢変動を抑える効果が期待できます。雪道を走っている時だけでなく、高速道路を走っている時に突然の豪雨に見舞われてしまった時でも慌てずに安心して走ることができそうです。

TRCでスムーズに走り出し、VDCで不安定な姿勢を防ぐ

さらに、雪道では発進時にグリップが得られずにスリップしてしまいがちですが、アクセルペダルをちょっと強めに踏み込んでしまった場合はトラクションコントロール(TRC)が作動。前輪の空転を抑え、安定した姿勢で発進できるようにフォローしてくれます。

発進時のふらつきはクルマの往来が少ない広い場所ではそれほど神経質ではありませんが、街中の交差点など、近距離に人やクルマがすれ違うシーンを想像してみると、スムーズに走り出すことがいかに安全面に重要なことなのかが分かります。

また、スピンモードになりかけたり、ドライバーが想像した走行ラインよりも外側に膨らむ、いわゆるアンダーステアになったことをクルマが察知すると、横滑り防止装置(VDC)が内輪または外輪にクルマ側が個別にブレーキを作動させることで、ドライバーが本来進もうとしている走行ラインに近づけます。この機能は不安定な姿勢になる事を未然に防ぐことで、事故のリスクを軽減してくれる機能といえます。


じっさいの雪上路面の状況はとても複雑です。
積もったばかりの新雪、往来するクルマに踏み固められた圧雪路、溶けかかったシャーベット路面は水が浮いて滑りやすいだけでなく、摩擦抵抗が高いアスファルトが露出していることさえあります。写真のように、左右のタイヤが摩擦抵抗の違う路面を捉えてしまったとき、クルマが左右に降られる状態に陥りやすいものです。

こうした場面では横滑り防止装置に加えて、電動パワーステアリングが自動的に修正操作を行うダイナミックステアリングトルク(DST)がフォローすることで安定した姿勢で走行することができます。タイヤのグリップが回復しやすいことから、ブレーキが効いてクルマが停止するまでの制動距離はこの機能が付いていない場合と比べて約10%も短縮する効果が得られるそうです。

クルマが姿勢を乱してしまった時、修正操作をするには適切なタイミングで必要なだけの舵角でハンドルやペダル操作を行うなど、特別なテクニックが必要です。その点、先回りして対処してくれる安全機能は誰もが安心して雪道と向き合える心強さと安心感が得られるものです。

そして今回は降雪地帯で知られる新潟県でAlfa Romeoの販売に携わってきたアルファ ロメオ 新潟の長谷川さんにAlfa Romeoで雪と向き合うカーライフについてお話を伺ってみました。


アルファ ロメオ 新潟 専務取締役
長谷川 正太郎 さん

———————こうした地域のみなさんにとって、Alfa Romeoはどのような存在なのでしょうか?

長谷川
新潟は降雪地帯ということで、雪とどう向き合うかがクルマに乗る上でテーマとなります。その点、Alfa RomeoがFFレイアウトであることは大きなメリットです。

例えば、動力を後輪に伝えて走るFR車の場合、圧雪路を走ると滑ってしまいがちですが、FF車のAlfa Romeoはよほどの大雪でないかぎり、タイヤが路面にグリップする安心感が得られます。中でも新雪の上を走るとブレーキが効く反面、スタックしやすくなりますし、気温が冷え込めば路面は凍って、氷が溶けかけるとハイドロプレーニング現象を起こしやすくなります。そうしたシーンでの扱いやすさは安全面に繋がります。

———————『Alfa Romeo D.N.A.システム』を使ってみて、どのような感想をお持ちですか?

長谷川
かつて、Alfa Romeo 147の時代の安全装備といえば、クルマが滑り出した時に制御が働いてチカチカと警告灯が点滅したり、ブレーキが効いたタイヤが右か左かといった具合に音などで安全機能の作動状況がすぐに分かるものでした。その点、MiToやGiuliettaに搭載されている『Alfa Romeo D.N.A.システム』の『All weatherモード』は一部の機能を単独で効かせているものではなく、トータルで制御されているというのがポイントです。

『Alfa Romeo D.N.A.システム』は走行特性の違いが体感しやすい『Dynamicモード』が注目されがちですが、それに対して、『All wetherモード』はクルマが滑り出す危険な状況になったときにフォローしてくれる機能である分、普段はなかなか体感することができません。

とはいえ、この機能が作動する危機的な状況で、ブレーキを効かせたい時に短い制動距離で止まれることは安心感に結びつきます。また、それらが作動するさい、ドライバーが気づかないくらい自然に働いてくれるのです。そうした違いを見ると、成熟したシステムが出来上がってきているのだと実感しています。

また、Alfa Romeoの走りというと、硬い乗り心地をイメージされる方もいらっしゃいますが、Giuliettaのマルチリンク式のリアサスペンションの動きはとても洗練されているもので、タイヤは16インチでも18インチであっても大きな差異を感じずに乗りこなせるようになっているのも嬉しいポイントです。

昔のモデルと今のAlfa Romeoには違った魅力がありますが、現代のAlfa Romeoはクルマとしての精度に磨きがかかり、ユーザーのニーズに見合ったクルマに仕上がっていると思います。
【取材協力】
アルファ ロメオ新潟
新潟市中央区女池神明2-8-10
tel 025-284-9698

藤島知子(モータージャーナリスト)

幼い頃からのクルマ好きが高じて、スーパー耐久のレースクイーンを経験。その一年後、サーキット走行はズブの素人だったにもかかわらず、ひょんなことから軽自動車の公認レースに参戦することになる。以来、レースの素晴らしさにどっぷりハマり、現在は自動車雑誌やWeb媒体で執筆活動する傍ら、箱車にフォーミュラカーにと、ジャンルを問わずさまざまなレースに参戦している。

藤トモ通信

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