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2016.10.27

9台のヴィンテージ アルファ ロメオが参加 ラ フェスタ ミッレミリア2016開催

イタリアで生まれた伝説のロードレース、ミッレミリアの流れを汲む公道ラリー「ラ フェスタ ミッレミリア」が東京-軽井沢間で開催された。また、その最初のチェックポイントでは、「ヘリテージ オートガーデン」が開催。アルファ ロメオのヘリテージが花咲いた2イベントの模様をお届けする。

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今年もクラシックカーのファンにとって待ち遠しい季節がやってきた。ヴィンテージモデルを駆って東京を出発し、1000km以上を走破して帰ってくる壮大な自動車競技「La Festa Mille Miglia(ラ フェスタ ミッレミリア)」が開催されたのだ。

今年で開催20回目となるラ フェスタ ミッレミリアは、もともとは1927年から30年間にわたって開催されたイタリアの伝説的な公道レース、ミッレ ミリア(1000マイルの意味)にちなんだ公道競技。1977年からは指示速度を定めたアベレージラリーの性質を持つツアーイベントとして開催され、その名称どおり1600kmほどの距離を設定タイムにどれだけ正確に走行できるかで競われる。ラ フェスタ ミッレミリアは、その復刻版ミッレミリアの日本版といえるもので、国内クラシックカーラリーの最高峰として知られている。

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ゼッケン92番『ジュリエッタ スパイダー』。近藤真彦さん/松戸修さん

東京をスタートし、群馬県、新潟県、長野県、山梨県、静岡県、神奈川県に設定された通過ポイントを通り、また東京へと戻ってくる今回の総走行距離は、およそ1200km。4日間にわたるツアーのスタート地点とゴール地点は、お馴染み明治神宮だ。初日となる10月14日に敷地内に設けられた特設パドックには、朝の早い時間からエントラントやそれぞれのサポート部隊、メディアやファンが続々と集まり、賑やかで華やかな雰囲気に包まれていた。最も古いモデルは1923年製。新しいものでも1968年製という合計約130台のクラシックカーが一堂に会する姿は、やはり壮観だ。

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先頭を走る車両は、ゼッケン114番・飯沼裕之さん/斎藤和實さんの『ジュリエッタ スプリント ヴェローチェ』

そこには世界のカーブランドの中でも屈指の歴史を誇るアルファ ロメオの姿もあった。今回のイベントでは、計9台のアルファ ロメオがエントリー。その中の3組の方に、お話をうかがうことができた。

まずはゼッケン102番の『ジュリエッタ スパイダー』で参加された小林裕さん。田中生徳さんとペアで参加されていた。

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『ジュリエッタ スパイダー』で初参加となる小林さん。友人であるカーグラフィック社長の加藤哲也さん(向かって右)が応援に見えていた

「ラ フェスタ ミッレミリアには今回が初参加です。練習のために他のイベントに参加し、ヴィンテージラリーの魅力にはまりました。このワクワク感は、大人が楽しめるクルマの運動会という感じですね(笑)。すべてが楽しいです」

「実はこれまで乗ってきたクルマは、ドイツ車とイギリス車ばかりだったんです。ヴィンテージカーの世界に入るキッカケもなかった。このクルマはたまたま縁があって譲っていただけたんですけど、イタリアのヴィンテージカーはそんなに楽しいのかな?なんて思いながら乗ってみたら、コレか!と(笑)。はまりました。本当に楽しいです」

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PC競技に参加する小林さんの『ジュリエッタ スパイダー』

「本当に味が濃い。60年前にこんなクルマを作っていたなんて本当に信じられないですよ。僕が中学生とか高校生の頃に日本車にもDOHCエンジンを積んだモデルが出ましたけど、それらがアルファ ロメオに刺激を受けたというのも、なるほどね!と思いますよ。これからのアルファ ロメオにも期待したいですね」

続いて、ゼッケン115番の鳥塚啓明さん/若菜さん。『ジュリエッタ スプリント ヴェローチェ』でのエントリーだ。

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『ジュリエッタ スプリント ヴェローチェ』で参加の鳥塚啓明さんは、奥様の若菜さんとペアでご参加。

「出場は今回で9回目だったかな。友達と会えたり、長い距離を走る思い出を皆で共有できたりとか、いろいろと理由はあるんですけど、もう毎年の恒例行事になっている感じもありますね(笑)」

「初参加から、乗っているのはこの『ジュリエッタ』でした。当時、知り合いが乗っていて“乗りやすそうだな”と思ったこともあるんですけど、もともとアルファ ロメオが好きでずっと乗ってきましたから……。普段のクルマも『アルファ 145』『アルファ 147』と乗り継いで、『アルファ 147』は今でも乗っています」

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鳥塚さんの『ジュリエッタ スプリント ヴェローチェ』。最初のチェックポイントにて。

「『ジュリエッタ』は思ったとおり乗りやすくて、今もかなり気に入っています。古いクルマですから手がかかるところもありますけど、まぁそういうものでしょう。なるべくオリジナルの状態を保つようにしながら、自分のペースで
楽しでいます。手に入れてから10年。ぜんぜん飽きないです。たぶんこのクルマはずっと手放さないと思います。変化があるとしたら、増車でしょうね。『ジュリエッタ』かなぁ(笑)」

最後はゼッケン110番の『ジュリエッタ スパイダー』に乗る深澤幸一郎さん/施乗毅さん組。深澤さんは昨年のこのレポートにもご登場いただいた。昨年は奥様とのご参加だったが、今年は台湾のアルファ ロメオ クラブの会長である施さんとのご参加だ。

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昨年もご登場いただいた『ジュリエッタ スパイダー』の深澤幸一郎さん。今回は台湾の友人を誘ってのご参加。

「今年で4回目です。職業とか年齢とかに関係なく色々な人と知り合えて、お互いに大変な思いを共有することで親しくなっていけるのは素晴らしいです。そうそう、去年は消去法でこれ選んだように書かれていたんですけど、実は少し誤解がありまして……。本当は『ジュリエッタ スプリント』か『ジュリエッタ スパイダー』かを悩んで、決断できなかったから消去法で『ジュリエッタ スパイダー』を選んだ、ということなんです。もともとアルファ ロメオがいいとは思っていました。『ジュリエッタ』の後も『アルファ 147 GTA』を買ったりとか。やっぱり好きなんですね」

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最終日、ゴールでチェッカーフラッグを受ける深澤さんの『ジュリエッタ スパイダー』

「6年ほど前に手に 『ジュリエッタ スパイダー』を入れたときにはノーマルの状態で、3年ぐらいかけて今の状態まで持ってきました。ぜんぜん飽きるようなことはなく、シートに座った瞬間に今でも幸せな気持ちになれますよ。アルファ ロメオって乗れば乗るほど “いい”ということがわかってくるんですよ。実際に所有してみるとパーツも比較的豊富にあって直しやすい。居住空間が広いから疲れない。荷物も積める。なおかつこんな風にモディファイをしたので、開放感もある。女子高生とか、行き合った人が笑ってくれるし(笑)。人も自分もニッコリ笑える。大切なことですよね。一生手放さないと思います」

明治神宮をスタートしたエントラント達は、まずは代官山T-SITEを目指す。T-SITEの駐車場が最初の計測ステージであり、チェックポイントになっていたからだ。

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ゼッケン101番『ジュリエッタ スパイダー』を駆るのは、安藤健治さん/大野裕史さん

ラ フェスタ ミッレミリアの最初のチェックポイントとなった代官山T-SITEでは、PC競技(設定タイムに対していかに正確に走れるかを100分の1秒単位で競う競技)や通行証の発行が行われた。そしてラ フェスタ ミッレミリアの参加車両が通り過ぎた後は昨年同様、“HERITAGE Auto Garden(ヘリテージ オートガーデン)”の会場へと模様替えし、“ヴィンテージなイタリア車”をテーマとした展示が行われた。FCAジャパンはフィアット、アバルトとともにアルファ ロメオのブースを設け、『ジュリエッタ クアドリフォリオ ヴェルデ』を展示。そのエレガントな姿は人目をひいて、イベント会場に集まった人や、通りすがりの人たちの視線を集めていた。

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ヘリテージ オートガーデンで展示された『ジュリエッタ クアドリフォリオ ヴェルデ』

また14日と15日の夜には代官山T-SITEでイタリアンブランドに関心のある人達が集まるパーティが開催され、アルファ ロメオのゲストや来場者の方々が参加。普段のディーラーとは違った雰囲気でクルマを眺めながら時間を過ごすホスピタリティの場が設けられた。私・嶋田も自動車ライターとしてホスト役を任命され、ゲストの方々とお話させていただきました。

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代官山T-SITEで開催されたヘリテージ オートガーデン。アルファ ロメオブースでは、『ジュリエッタ』の展示に加え、ヴィンテージモデルを紹介するコーナーが設けられた。

アルファ ロメオという共通の趣味を持つ人が集まり、語らいあったヘリテージ オートガーデン。そこではアルファ ロメオを接点とした新たな交流も生まれ、参加者それぞれが、秋の夜長のひと時を満喫している姿が見られた。

文 嶋田智之

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