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2017.12.18

人気のイタリア高級ダウン『デュベティカ』から、おすすめの最新メンズダウンを厳選

冬の定番アウター、ダウンジャケット。大人にこそ着てほしい上質で機能的なダウンウェア『デュベティカ』の魅力とは?

2002年の創業以来、ダウン専業のファッションブランドとして高いステータスを守り続けているイタリア発の『デュベティカ(DUVETICA)』。そのブランド名に込められた志の高さと、国境を越えたものづくりへの信念をたずねた。

伊・仏・日で追及する“ダウンの倫理”

青山通りに面したスパイラルホール脇の路地を入ったところにある『デュベティカ アオヤマ ストア トウキョウ(duvetica aoyama store Tokyo)』は、2010年10月にオープンした『デュベティカ』世界初の旗艦店だ。白一色の内装と水平基調のシンプルなインテリアは、まるで美術館のような造りだ。

『デュベティカ』は、2002年にイタリアのヴェニスで生まれたダウン専業ブランドだ。たとえばシューズブランドでもアパレルラインを打ち出すのが常識化している中、アウターで専業を名乗るのはなかなか珍しい。その潔さはブランド名に表れている。“duvet”はフランス語でダウンを指し、“etica”はイタリア語で倫理または道徳。二つの単語の組み合わせが意味するところには“ダウンの倫理”という深長かつ真摯な志が潜んでいる。

ではなぜフランスとイタリアなのか。まず、ファッション業界で長く活躍してきたイタリア人のジャンピエロ・バリアーノ氏が創業者であり、フランスで採れるヨーロッパ最高級のグレイグースダウンのみ使用していることと、ダウンとしての機能性を高いレベルで発揮させつつ、街で着るべきデザインセンスをイタリアに求めたことを由来にもつ。

さらに、国境を越えるという点では日本とも縁がある。『デュベティカ』は最初のマーケットに日本を選んだのだ。

2002年創業の翌2003年に製品販売を開始し、そこから2005年までは日本市場でしか売られなかった。なぜなら日本は、和服という伝統的な衣服をベースにヨーロッパやアメリカのファッションを受け入れてきた、他の文化とは異なる美意識を持ち得ているから。そんな独特なマーケットで鍛えられることを望んだのも、まさしくダウンの倫理を追求する『デュベティカ』の信念に基づいた行動だったと言えるだろう。

機能表示をあえて避けるファッションブランドとしての信念

『デュベティカ』が使用するグレイグースのダウンは、ペリゴールを中心とした南フランス産だ。この地方の特産はフォアグラで、グレイグースはそのために飼育され、副産物的にダウンとなる胸の産毛が採取されるという。しかも美味なフォアグラとなるため自然に近い環境で丁寧に飼育されるグレイグースはより豊かに成長し、結果的にダウンの採取量も増える。大きなダウンが採れるということは、少量でもよく膨らみ多くの空気を包み込めるので、軽量かつ、それでいて暖かいデュベティカの求めるハイクオリティなダウンジャケットには最良の素材になる。

ダウン専業を謳うだけあって、素材選びはもちろん製造工程に至るまで徹底的にこだわる『デュベティカ』だが、あえて一つ避けていることがある。フィルパワーの表示だ。
フィルパワーとは、羽毛のかさの高さを示す単位。羽毛1オンス(約28グラム)当たりの体積が大きいほど良質とされ、アウトドアブランドのダウンではその数値を競っている。しかし『デュベティカ』はフィルパワーを一切示さない。
「そこで競争するのはスポーツブランドに任せたいです」。これはデュベティカのプレス、橋本修明さんの言葉だ。「機能服と言ってもいいダウンを提供しつつも、デュベティカはあくまでファッションブランドです。スポーツブランドにはない生地やパターン、そこから導き出される着心地の良さを最優先にデザインしています」

確かに袖を通したときのフィッティングの高さは格別だ。アイテムによっては立体パターンを採用するというシルエットもシャープで、特に眼下の腕のラインが描くカーブは絶妙だ。ダウン専業のファッションブランドがつくるダウンとはどういうものかは、着てみればよくわかる。それでもやはり、公表しないだけにデュベティカのフィルパワーを知りたい興味は残る。

「必ず手放せない一着になるでしょう」

全体を通して『デュベティカ』のデザインはシンプルだ。ダウンに精通した専業ブランドなら、奇抜な一着をつくることも可能だろう。しかし、ダウンを象徴するウルトラシャイニーという光沢のある生地をアイテム別に表裏で使い分けたり、あるいはウールやレザーとの組み合わせでシックに仕上げる姿勢には大人の余裕が漂う。そこにイタリアの伊達と日本の粋によって実現されたコラボレーションの妙を感じずにはいられない。


▲『デュベティカ』プレス 橋本修明さん

そこで改めて、『デュベティカ』の魅力を橋本さんにたずねた。
「まずは、本物のダウンをファッションブランドとして扱うステータスの高さ。そして、ダウンを知り尽くした専業ならではの機能性。出張でよく真冬のヨーロッパに行きますが、これ1枚羽織ればめちゃくちゃ温かいです。スーツの上に着ても似合いますから、必ず手放せない一着になるでしょう」

今年の冬は始まりが早い上に大寒波の襲来が予測されている。となればダウンが大活躍するのは間違いない。そんな寒い季節でも愛車でドライブしたいアルフィスタに向けて、どのように『デュベティカ』を着てほしいかたずねた。

「同じくイタリアブランドのクルマに乗る方々ですから、きっとステータスの高さに共鳴していただけるはずです。先にもお話したようにデュベティカは非常に保温性が高いので、ダウンの下は薄着でも大丈夫。ですからドライブ中はシャツで軽やかに。クルマから降りたらさっとダウンを羽織るイケてるスタイルをぜひ楽しんでください」

そんな真冬を過ごすアルフィスタに合う3着を橋本さんに選んでもらった。

『ディオニシオ(DIONISIO mat)』
ロゴすらないデザインながら一目でそれとわかるフードの縁全周を走るジップ。落ち着いたマットナイロンと光沢のあるシャイニーナイロンの表裏生地の使い分け等々、デュベティカの定番として一番人気を誇るアイテム。


▲『ディオニシオ』U.2251N00/1162 ¥78,000(税別)

『ベガクァトロ(VEGAQUATTRO)』U.5971N00/1162
2005年に登場して長く人気を博したベガのシルエットやディテールを生かし、内包ダウン量を大幅アップデイトした復刻モデル。見ためにも軟らかそうな取り外し可能なファーはフィンランド産ラクーンを採用。


▲『ベガクァトロ』U.5971N00/1162 ¥125,000(税別)

『ネカルドゥエ(NEKKARDUE)』
立体パターンで仕立てられた、デュベティカの定番ミドル丈ジャケット。特徴的なビッグシルエットは、日本のストリートカルチャーの影響を受けているとか。後ろ裾に仕込まれたシャーリングがすっきりした見映えを実現。


▲『ネカルドゥエ』U.0269N00/1162 ¥98,000円(税別)

Information
duvetica aoyama store Tokyo
場所:東京都港区南青山5丁目6-16
TEL:03-6427-3311
https://duvetica.fen.co.jp/

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PHOTOGRAPHY: 横山マサト
TEXT: 田村十七男