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2017.09.14

ファン待望!アルファ ロメオ『ジュリア』の発表会が開催!

40年ぶりの復活となる新型『ジュリア』!発表イベントの様子から、気になるスペックまでをレポート

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アルファ ロメオ ブランドの新しい時代の始まり

待ちに待った『アルファ ロメオ ジュリア(Alfa Romeo GIULIA)』のプレス発表会が、9月6日(水)に東京・品川の寺田倉庫で開催されました。倉庫の1フロアに設けられた発表会場は、イベントスタートの15分も前にはすでに満席状態。スペース前方のステージの上には、歴史的名車ともいうべき『ジュリア スプリントGT(Giulia Sprint GT)』の横に、赤いヴェールをまとった新型『ジュリア』が並んでいます。

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スタート予定時間の11時をほんの僅かに超えると、ステージのスクリーンに前触れもなく映像が流し出され、その映像終了とともに、FCAジャパン株式会社 代表取締役社長兼 CEOのポンタス・ヘグストロムの登場です。ヘグストロムCEOは、最初にFCAジャパンの現状について販売の好調を伝えた後に、こう続けます。

「そして今日、アルファ ロメオのラインナップに魅力的な新製品が加わります。アルファ ロメオ ブランドの新しい時代の始まりです」

会場にはヴァイオリンの旋律が、スクリーンには『ジュリア』の映像が流れ、追いかけるようにV6ツインターボのエンジンサウンドが鳴り響き、注目のアンヴェール。アルファ レッドに彩られた『ジュリア クアドリフォリオ(GIULIA QUADRIFOGLIO)』が姿を現しました。

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「皆さん、これが新型『アルファ ロメオ ジュリア』です。1910年以来、アルファ ロメオという名前は伝説であり続けました。モータースポーツで輝かしい戦績を残してきただけではなく、数々の名車を生み出し、他の自動車メーカーでは見られないほど世界中の多くの信奉者に愛されています。そしてイタリア本社ではアルファ ロメオの歴史、そしてDNAの深部を改めて見つめ直し、アルファ ロメオを作り上げている特質を改めて定義づけし直しました」

その定義とは、「革新的なエンジン」、「50:50の前後重量配分」、「独創的な技術ソリューション」、「優れたパワーウェイトレシオ」、「洗練されたイタリアンデザイン」の5つであり、それを現実のカタチにした最初のモデルが『ジュリア』なのだと言葉が続きます。そして新型『ジュリア』の発表と同時に、ブランドそのものが新たに高性能プレミアムブランドとしての歴史を歩んでいくという決意のもと、エンブレムそのものもよりモダンでよりプレミアム性の高いデザインへと変更したのだ、とも。

さらにヘグストロムCEOは、5つの定義のうちの4つめまでを説明し、続けて「そして5つめの“洗練されたイタリアンデザイン”を語るために日本に招待したゲスト、アルファ ロメオのエクステリア・チーフ・デザイナーであるアレッサンドロ・マッコリーニを御紹介します」

“美しさは使命”『ジュリア』デザイナーが語る哲学

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登壇したマッコリーニは、『4C』の発表会のとき以来2度目の来日。ひととおりの挨拶の後、「まずは歴史からお話をしていきたいと思います。『ジュリア』を語るうえで素晴らしい歴史、伝説のお話を避けて通ることはできません」と、デザイナーとしての立場から話をスタート。

ヴィスコンティ家の象徴であるビッシオーネに触れ、ニコラ・ロメオに触れ、アルファ ロメオのワークスドライバーだったエンツォ・フェラーリに触れ、アルファ ロメオの“幸運のシンボル”であるクアドリフォリオの伝説に触れ──。そして初代『ジュリエッタ』や初代『ジュリア』などのエンジニアリングとデザインを担当し、後にアルファ ロメオの副社長も勤めたオラツィオ・サッタ・プリーガの“アルファ ロメオは頭よりも心に繋がるクルマ”という言葉を引用し、「これは重要な言葉です。デザインするときにもそれを意識する必要がある」と、アルファ ロメオのデザイン哲学のひとつを示すような言葉も。

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「アルファ ロメオに結びつくキーワードには色々ありますが、中でも“美しくあること”“タイムレスであること”“彫刻的であること”が大切。とりわけ美しさを凝縮したのが新型『ジュリア』のスタイリングです。美しさは使命なのです」

「『ディスコ ヴォランテ』と新型『ジュリア』とは似ていませんが、両車は前後のフェンダーのボリュームとサイドのラインの通り方に、実は同じ特徴があるんです。『ジュリエッタ スプリント』や『156』にも見ることのできる、サイドの加速ラインもそう。155DTMカーにも見られる、盾とその両下の2つの開口部もそう。『ジュリア』は過去のモノマネやコピーではなく、歴史的なエレメントをヒントにして新しいスタイリングを生み出しています」

「『ジュリア クアドリフォリオ』は2016年にニュルブルクリンクで量産4ドアセダンの世界最速タイムである7秒32をマークしましたが、私はそういうところをあまり気にしていません。それよりも感性にどう訴えかけていくかということを大切にしました」

『ジュリア』の日本市場における展開

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その後、再びヘグストロムCEOが登壇、『ジュリア』の日本市場における展開についての説明がありました。それぞれのモデルの特徴についてヘグストロムCEOの言葉と、若干の補足で御紹介いたしましょう。

ジュリア スーパー(GIULIA SUPER)

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「上質なインテリアを備えた高級感のあるラグジュアリー・グレードです。先進性や安全性も含め、ドイツ系の競合車を凌駕する装備を持っています」
室内の各部にウォールナット/グレイオークのウッド・パネルがあしらわれるなど上質な仕立て、harman/kardon®のプレミアムオーディオなども備わっています。価格は543万円。

ジュリア ヴェローチェ(GIULIA VELOCE)

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「アルファ ロメオらしい走りを前面に打ち出したスポーティ・グレードです。2リッターエンジンは280ps。左ハンドル、4WDの設定です」
専用バンパーやツイン・スポークの18インチホイール、スポーツシート、インテリアのアルミパネルなど、スポーティさを強調した仕立てで、ブレーキも強化型です。価格は597万円。

ジュリア クアドリフォリオ(GIULIA QUADRIFOGLIO)

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「510psの2.9Lツインターボエンジンを搭載。トルクベクタリングなどの走行性能を高めるための専用のチューニングを持ち、カーボンルーフパネルなどで徹底した軽量化を行い、ライバル達を凌駕することのできる圧倒的なハイパフォーマンスモデルです」
パワーウェイトレシオ3.0kg/hp、0-100km/h加速3.9秒、最高速度307km/hのハイパフォーマンスモデルです。価格は1,132万円で、同クラスのライバルと較べるとリーズナブルな設定。

販売はアルファ ロメオの『ジュリア』取扱ディーラーで10月14日(土)からスタートすること、今後は『ジュリア』の導入に合わせてアルファ ロメオ専売ディーラー網を全国的に構築していくこと、新店舗は新しいCIに合わせたデザインとなっていくこと、既存ディーラーを含めて2018年には全国60店規模まで拡大していく予定であること、なども合わせて発表されました。

イベント終盤、サプライズな演出が

さらに、「もうひとつ。私達はアルファ ロメオの豊かな歴史を誇りに思う一方で、『ジュリア』はこのブランドの新たな出発点を象徴し、未来を見据えます。ステージ上では過去と現在のアルファ ロメオを御覧いただいてますが、この機会に未来も御覧いただきましょう」

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すると驚いたことに、日本導入すら発表されていない『ステルヴィオ(STELVIO)』が、ステージに現れるというサプライズな演出が。ヘグストロムCEOは、今後1年以内に本国内でも『ステルヴィオ』を発売することを宣言。

さらに同日の同時間帯に日本メーカーが電気自動車の発表会を行っていることを受けて、「EVは未来の自動車の方向性を示しています。私達アルファ ロメオはそれを否定するのではなく、もうひとつの素晴らしい未来を提案したいと思っています。それは“運転する喜び”であり、官能的なフィーリングであり、それらを美しいイタリアンデザインで包んだものになります。『ジュリア』の導入は日本における新しいアルファ ロメオのスタートに過ぎません。これから『ステルヴィオ』をはじめ新しいアルファ ロメオが続々デビューしますので、楽しみにしていてください」と語り、発表会を締めくくりました。

終了後のプレスの取材陣の反応は、通常の新車発表会よりもさらに敏感でした。撮影待ち、インテリアチェックのための乗り込み待ちなど、会場内に3台用意されていた『ジュリア』は常に人だかり。やはり海外でのデビュー時から注目のモデルだったことに加え、ようやくの日本上陸。新車発表に慣れているはずのメディアの皆さんも首を長くして待っていた、ということなのでしょう。

“イタリア人でよかった”イタリア大使がゲストとして登壇

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そして午後3時からは、第2部としてディーラー関係者やFCA関係者のための発表会が行われ、そちらにはイタリア大使のジョルジオ・スタラーチェ閣下がゲストとして登壇され、次のようなスピーチを行われました。

「『ジュリア』というイタリアらしいアイコニックなクルマの発表に同席できることを大変嬉しく思っています。今日はイタリア人として“イタリア人でよかった”と誇りに思える機会のひとつです。イタリアのテクノロジーやイノベーション、デザイン、そしてイタリア人の生き方について、喜ばしく感じられます。ここにおられる皆さんと同じように、私もこの4つのタイヤがついた宝石が東京を、そして日本全国を走るのを見ることが待ち遠しいです」

スパークリングもふるまわれた豪華なアフターパーティー

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発表会の後にはアフターパーティも行われました。IQEQキャンペーンでもコラボレーションを行なった上野耕平氏率いるサクソフォンの四重奏「The Rev Saxophone Quartet(ザ・レヴ・サクソフォン・クヮルテット)」を招いてのクラッシック曲の演奏、そして美味なるスパークリングなども振る舞われていましたが、会場にいた人達の目線の先にあるには常に『ジュリア』。ステアリングを握れるまでもう少し時間が必要な新たなアルファ ロメオを前に、期待に満ちた眼差しでアルファ ロメオ談義を楽しんでいる人達の姿が印象的でした。

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ちなみに発表会の会場となった寺田倉庫のT-ART HALLでは、『ジュリア』の上陸を記念した“Le meccanica delle emozioni”という写真展が行われていました。テーマは「アルファ ロメオのIQ/EQ」。二人の写真家、田村 翔氏がIQを、鶴巻育子氏がEQをテーマにアルファ ロメオを撮影。それぞれがファインダーで切り取ったアルファ ロメオは、この日の発表会に訪れた人達の目と心を楽しませてくれていました。

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※この写真展は9月12日(火)にて終了しました。

PHOTOGRAPHY: 安井 宏充
TEXT: 嶋田 智之

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