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2017.03.21

フラワーアーティストMassa Nakagawa 日常から身につく知性と感性から生み出す作品づくり

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日本を代表するフラワーアーティストのMassa Nakagawa。「Cartier(カルティエ)」、「YUMI KATSURA PARIS COLLECTION(ユミ カツラ パリコレクション)」といった一流ブランドのレセプションや、「MISIA 星空のライヴ」のようなライブでの装花デザインなど、活躍の幅は多岐に渡る。その独創的な世界観はまさに知性(IQ)と感性(EQ)の融合によってつくり出されているのかもしれない。




アメリカへの憧れからこの世界へ

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1985年に渡米しフラワーデザインを学ぶ。2004年独立、株式会社マサ&アーティストを設立する。既成の概念にとらわれないダイナミックかつモダンな空間デザインは国内外で高く評価されている。

Massa Nakagawaがフラワーアーティストになったきっかけはアメリカ。アメリカで生活したいという憧れを捨てきれずに渡米し、ニューヨークの花屋で働き始めた。帰国後は日本の有名店での経験を積んだのちにフラワーアーティストとして独立。もともとこの道を志していたわけではなく、偶然のスタートから今の活躍に至る。

「フラワーアーティストという仕事は、花を使った空間デザインといいますか、いわゆる花を綺麗に生けるだけの仕事ではありません。どこに飾るのかといった環境や目的を考えてデザインします。たとえば、ムードのある照明の下にディスプレイしたり、音楽や写真と組み合わせたりさまざまな見せ方をします。花単体を見るのではなく、空間全体をプロデュースすることによって魅力を引き出すことが私の仕事です」

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Massa Nakagawaが過去手掛けた作品の一部。

花に対する知識や空間全体をプロデュースする力をつけるのは、簡単なことではない。どのような知識や経験を積んで身につけていったのだろうか。

「植物学を勉強したからといってフラワーデザインができるかといえば、それは違いますよね。また、美術大学を出ているからといって、優れたアーティストになれるとも限りません。具体的にどのような知識を得たかというよりも、どんなふうに感性を磨くかということが大切なのだと思います」

感性のヒントは日常に潜んでいる

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アイディアはひとりで考え込むよりも打ち合わせで想像を膨らませているときに思いつくことが多い。

音楽や照明、さまざまな演出を用いて表現されるMassa Nakagawaの作品。まさにその独自の感性が表れていると言っていいだろう。

「よく、感性はいろいろなものを見ていくうちに磨かれると言われます。たとえば意識的にアートに触れるような勉強も大事ですが、そうではなくもっと日常的な場面に潜んでいるのだと思います。素晴らしい作品を目にしてそのときは感銘を受けても、うまく自分の表現としてものにすることは難しい。つまり、一瞬の出来事よりも、日々繰り返しているものこそ自分のなかに染み込んでいきます。普段の行動や周りの環境などが感性を磨くヒントなのではないでしょうか」

アートの世界に正解はない。素晴らしいアイディアをひらめくためのテクニックなども存在しない。だからこそ、普段の行動の積み重ねが自身の感性につながってくるのだという。

手を仕込んでいくことで初めて感性が活きる

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花は話すことができないからこそ、想像が大切になってくるという。表現との葛藤は一生続く。

「たとえば、掃除ひとつとっても変わってきます。『花を生けるのが上手いかどうかは、その人の足元を見ればわかる』ということに下積み時代に気付きました。できるフラワーアーティストは素材を最大限に活かすから余計なカットが少ない。足元に余計な葉が落ちていなくて無駄がないんです。そういう点に気づけるかどうかは日ごろから掃除をしているからだと思います。僕たちの世界で掃除というのはとても大事なことです。」

感性を大事にしているMassa Nakagawaだが、その一方で修行を積み技術を磨くことが不可欠だともいう。

「この世界では“手を仕込む”と言って、自分の手を動かして肌に感覚を馴染ませることが大事です。同じような花ばかりを生けることに飽きてしまって辞める人もたくさんいますが、絶対にその壁を超えなければいけません。繰り返しやっていくうちに、スピードや手のさばき方、見せ方までわかってきます。まずはきちんと手を仕込んでから、その人の感性が活きていくと思います」

アートの世界では、どのように表現するのかということばかり目を向けてしまいがちだ。しかし、自分の表現したいイメージをうまく形にするには、やはり技術も欠かせないだろう。ときには単純作業だと感じることもあるだろうが、繰り返し何度も生けることで手が仕込まれていく。

人によって見え方が違うのが花の奥深さ

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背景の色や照明の明るさによっても見え方が全く異なる。

「花は『野にあるように生けなさい』とよく言われますが、それはできないと思うのです。自然を再現することはできますが、全く同じ状態をつくり出すことは不可能です。自然は偉大すぎて、とてもかなわない。そこで代わりに、どうしたら別の魅力が引き出せるのだろうという視点が生まれます。ここがアートなんですよね。ここに正解などはなく、おそらくこの表現の格闘は死ぬまでずっと続くんでしょうね」

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「『野にあるように生ける』のではない」と語るMassa Nakagawaの作品

「花は表現するのがものすごく難しいものです。たとえば、音楽だったら楽しい曲調や暗いテンポというのが存在しますし、絵画でも悲しく感じる色やモチーフがあるじゃないですか。ただ、花にはそれがない。赤いバラがあったときに、僕はそのバラを見ると情熱を感じてすごくハッピーな気持ちになるのに別の人はすごく悲しく感じるかもしれません。それは個人がその花に対する体験によってきてしまうからなのです。ある人はバラをプレゼントして彼女にプロポーズして成功したけど、別のある人は振られたからバラを見ると悲しくなってしまうとか。だからこそ、花を使った表現をすることは奥深いと思います」

人によって見え方が変わってくるのが花である、とMassa Nakagawa。だからこそ、いろいろな手法を用いながら空間をプロデュースすることに可能性があるのかもしれない。

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アルファロメオのイメージは「一言でいうと“やんちゃ”」と語るMassa Nakagawa

現在、アルファロメオのサイトでは、3つの質問に回答すると自分が「知性派」か「感性派」なのか診断できるコンテンツを実施中。診断した応募者のなかからアルファ ロメオから感じる「知性」と「感性」をテーマにしたMassa Nakagawaの「世界にひとつだけのオリジナル作品」を抽選でプレゼントされる。

アルファロメオには、“やんちゃ”なイメージを持つと言うMassa Nakagawaは、そのイメージをどのように表現するのだろうか。自身の知性と感性を持ってどのような作品を生みだすのか期待が膨らむ。

「Alfa Romeo with Massa Nakagawa」キャンペーンページ
Massa Nakagawaが完成させたAlfa Romeoオリジナル8作品はこちら。(2017年5月2日)

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