• クアドリフォリオの歴史

  • 初勝利

    クアドリフォリオのシンボルマークは、優れた経験を誇りつつも、しばしば不運に泣かされたレーシングドライバー、ウーゴ・シヴォッチとともに1923年に誕生しました。この年のタルガ・フローリオに向けて、シヴォッチは白い正方形に緑の四つ葉のクローバーをあしらったシンボルマークを自身のマシンのノーズに描き、幸運のお守りとしようと思いつきます。そしてそのご利益は即座に現れ、彼は総合優勝を果たすことになったのです。
  • 護符

    1923年のタルガ・フローリオにおける優勝を契機に“クアドリフォリオ(四つ葉のクローバー)”はアルファ ロメオのレース活動の象徴となりました。この紋章の価値は、タルガ・フローリオの勝者のウーゴ・シヴォッチの悲劇によって確立されました。タルガ・フローリオの勝利から数か月後、モンツァ・サーキットで開催されていたヨーロッパGP予選中に、シヴォッチはコーナーでコースアウトして落命。その際、彼が搭乗していたアルファ ロメオP1にはクアドリフォリオが描かれていなかったことから、その後レースに参加するすべてのワークスマシンに、護符としてクアドリフォリオの紋章が掲げられることになったのです。
  • 公式のシンボルに

    1923年以降、アルファ ロメオのワークスマシンのボディには、幸運のお守りとしてクアドリフォリオが飾られることになりました。亡きシヴォッチへのオマージュを捧げるため、それまで正方形だった白いベース部分は、一人が欠けたことを示す三角形とされました。
  • アルファ ロメオP2

    クアドリフォリオの快進撃は、同時代の最も優れたレーシングドライバーたちとともにスタートしました。1925年、当時としては信じがたい225km/hのトップスピードをマークし、アルファ ロメオに初の世界チャンピオンをもたらしたグランプリマシン“P2”のエンジンフードにも、当然のごとくクアドリフォリオが掲げられていました。
  • アルフェッタ159

    1951年のF1GPに、クアドリフォリオを掲げた新たなマシン、ティーポ159が登場しました。先代たるティーポ158の発展型で、ともにアルフェッタの愛称でも有名なこのマシンは、158時代の1950年にニーノ・ファリーナ、翌1951年にはファン・マヌエル・ファンジオに世界チャンピオンをもたらしました。アルゼンチン人のエース、ファンジオは生涯に5回の世界タイトルを獲得しましたが、その最初のパートナーはアルファ ロメオでした。アルフェッタ159のコックピットのそばには、ややサイズが小さくなったクアドリフォリオが掲げられていました。
  • 個性の証

    第二次大戦後、クアドリフォリオの紋章は“ジュリア・クアドリフォリオ”とも呼ばれた1963年のジュリアTIスーペルや、1965年にデビューしたジュリア・スプリントGTA に代表される、モータースポーツ仕込みのアルファ ロメオ生産モデルのシンボルとして適用されることになりました。
  • ジュリア・スプリント GTA

    1960年代中盤にクアドリフォリオを掲げて登場し、ツーリングカーレースにおける真の絶対王者として君臨したジュリア・スプリントGTAとその派出モデルたちは、時々のレギュレーションに応じた様々な改良を施されつつ、1972年まで現役を全うしました。
  • アルファ 33TT12

    1975年、アルファ ロメオは33TT12とともに、世界スポーツカー選手権のコンストラクターズ・タイトルを獲得しました。このスポーツプロトタイプは、鋼管スペースフレームに500psを発揮する水平対向12気筒3リッターエンジンを搭載。圧倒的な強さを見せました。そしてこのマシンの外観を特徴づけていたのも、赤いボディカラーとコントラストを強調するかのようなクアドリフォリオでした。
  • 2つのクアドリフォリオ

    1980年代のアルファ ロメオ市販モデルには、スポーティに装った“クアドリフォリオヴェルデ”。そして豪華なアクセサリーを満載した“クアドリフォリオ・オーロ(金)”からなる2タイプの“クアドリフォリオ”がグレード名として設定されていました。
  • アルファ155 V6

    1993年。当時世界最高峰のツーリングカーレースと目されていたドイツDTM選手権において、アルファ ロメオ155V6 TIはその恐るべきパフォーマンスを発揮しました。155V6 TIはドライバー、ニコラ・ラリーニとともに、地元ドイツの名だたるメーカーが送り出した強力なマシンたちを向こうに回して、チャンピオンシップ20戦中10勝を獲得。年間タイトルに輝きました。ボディ全体を飾った巨大な紋章と比べると小さく見えるクアドリフォリオは、見事その役目を果たしたのです。
  • 8Cのエレガンス

    エレガンスとモダニズムを物語るシンボルマーク:クアドリフォリオのエンブレムは、スポーティでモダンな8Cコンペティツィオーネにも掲げられました。同時にこの紋章は、伝統に裏づけられた豪華さ、スタイルや機能に一切の妥協を許さないための最上のマテリアルも示すことになりました。クアドリフォリオのもとには、過去と現在が両立するのです。
  • 現代のシンボル

    今やクアドリフォリオの世界観は大きく発展し、先進のテクノロジーに加えて、アルファ ロメオ特有のドライブの楽しみをお約束するパフォーマンスをも物語るシンボルとなりました。現在では、魅惑的なヘリテージと最新のテクノロジーのもと開発されたモデル、ジュリエッタ・クアドリフォリオとともに、世界中の道を今日も駆け抜けているのです。