alfawoman 2020.09.14

昨日の私が、明日の私の夢を叶える。プロゴルファー・吉川桃の強さと情熱の源流

次世代の注目株として、その活躍が期待されているプロゴルファー・吉川桃選手。11歳でゴルフを始め、ジュニア時代から地元である栃木県を中心に活躍。19歳でプロテスト一発合格を果たし、自身初参戦となる2018年のステップアップツアーでは、トップ争いの末2位という好成績をマーク。翌年にはプロ初優勝を飾り、2020年6月のアルファ ロメオ池袋とのアンバサダー契約も大きな話題となった。FCAジャパンマーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセ氏をインタビュアーに迎え、プロゴルファーとして、また目標に向かって歩むいち女性として、意思を貫き通すその確固たる姿勢と情熱のありかについて語っていただいた。

ゴルフに集中することは、自分自身をより深く知ること

H8E0274_R 昨日の私が、明日の私の夢を叶える。プロゴルファー・吉川桃の強さと情熱の源流▲吉川桃選手

11歳でゴルフを始め、2017年7月に19歳でプロテストに合格。デビュー2年目となる2019年にプロ初優勝を獲得し、期待の若手と注目を浴びるなかキャリアをスタートさせた吉川桃選手。

合格率が5%に満たないといわれるプロテストの狭き門をたった1度でくぐり抜け、夢を現実にした彼女の実力と強靭なスピリットは、どのようにして培われてきたのだろうか。「あなたの素敵なストーリーを訊かせてください」というアランプレセ氏の問いかけに応えるかたちで、まずはゴルフと出会ったジュニア時代について語ってくれた。

85H1378_R 昨日の私が、明日の私の夢を叶える。プロゴルファー・吉川桃の強さと情熱の源流▲ティツィアナ・アランプレセ氏 / インタビューはオンラインにて行われた

「ゴルフを始めたのは小学6年生の時。実は、最初は先にゴルフを始めた妹(吉川くるみ選手)に着いて行くだけでした。それをきっかけに興味を持って、自分でもやってみるうちに楽しいという気持ちがどんどん出てきて。打ったボールが遠くに飛んでいくというのがすごく楽しかったし、どんな世代の人も一緒にプレー出来るところにも魅力を感じました。我が家は、私と妹以外には誰もゴルフをやらないのですが、それでも家族は私たちがゴルフに打ち込める環境を作ってくれました。“ひとつのことを極められるように”という父からの教えもあり、いつしかプロゴルファーになることが目標になっていました」

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年齢性別問わずカジュアルに親しまれ、最近ではカルチャーやファッションの視点からゴルフにフォーカスした若年層向け専門誌が刊行されるなど、かつてあった“おじさまのスポーツ”というイメージは現在進行形で塗り替えられている。とはいえ、プロゴルファーを本気で志す小学生女子はまだまだ稀少な存在といえるだろう。ゴルフに出会う以前は、さまざまなスポーツにも触れてきたという吉川選手。多感な10代のすべてを捧げるほど、彼女はゴルフのどんなところに強く惹かれたのだろうか。

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「おもしろいと感じた一番の理由は、採点スポーツではないこと。ゴルフというスポーツは、自分の実力がそのまま数字として出ますし、実力ですべてが決まります。なので、競技でありながら自分との闘いというところが大きいですね。“私って意外と負けず嫌いなんだな”とか、ゴルフに集中することで自分自身を知ることが出来ていると思います。もちろん続けるうえで悔しいと感じることもありますけれど、ただ何かを言われたから落ち込むのではなくて、寝る前にその日の出来事をすべて書き出すことで、似たような状況が来た時に“あの時はこうだったから、今度はこうしよう”と引き出しを増やせるというか。そうすることで、自分で自分の気持ちを考えられるようになれるようなった実感はあります」

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揺るぎない自信として宿り続ける、重ねてきた鍛錬の日々

ゴルフを始めて以来、現在に至るまで吉川選手がゴルフに捧げた10代は、アランプレセ氏の言葉をそのまま引用するならば「エモーショナルでアンバランス、アクティブにクレイジーなことをやりたい時期」だ。そんな10年間を彼女はプロゴルファーになるという夢に向かって邁進してきた。

審判が存在しないゴルフにおいて、基本的なゲーム進行はプレイヤーの裁量に委ねられている。よってクラブを握る者には、技術はもちろん自己を律する冷静さと洗練された立ち振る舞いが求められる。それが“紳士淑女のスポーツ”と称される所以だ。吉川選手が重ねてきた鍛錬の日々は、そうした流儀が一朝一夕で得られるものではないことを物語っている。

H8E0261_R 昨日の私が、明日の私の夢を叶える。プロゴルファー・吉川桃の強さと情熱の源流

「3日、4日間と続く試合を最後まで集中して闘い切るためには、クラブをコントロールできる身体作りが大切なので、ボールを打つ練習と同じくらい体づくりにも力を入れています。
学生時代は、毎日朝4時頃に起きて学校へ行く前に2時間の練習、学校が終わったら練習場に行き、“今日はパターを連続で入れられるまでやめない”というような課題を決めて、達成出来るまで続けました。友達から遊びに誘われることもありましたけれど、一度も行きませんでした。いろんなものを犠牲にしてきたのかなとは思います。けれど、だからこそ得られているものもあると思っています。なにより、家族がすごく応援してくれていることを感じていたので、プロゴルファーになりたいという夢を持ってからは、自分だけが投げ出して遊びに行くということはなかったです。特に、プロテストに向けての1年半は、ゴルフ以外のすべてを犠牲にしてもいいというくらいの気持ちで打ち込んでいました。一度しか受けないと決めていたので後悔がないようにという気持ちでやっていましたし、その時のがんばりは今でも自分にとって一番の自信になっています」

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まっすぐに夢だけを見つめる彼女の努力は、プロテスト一発合格というかたちで見事に結実した。厳しい練習の日々で磨き上げられた実力とメンタリティ、支えてくれる家族への感謝--。そうした経験や感動が、彼女にしか放ち得ない輝きの源になっている。その輝きこそが、ゴルフを通して常に自身と向き合ってきた吉川選手の美しさといえるだろう。そして、自分らしくあること=Be yourself.の精神は、パフォーマンスにも直結しているという。

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「ゲーム中は、自分の世界に入って周りをシャットアウトするタイプ。なので、周りの選手がすごくいいプレーをしていたとしても、その逆であっても、影響されず冷静にプレー出来ています。“自分のゲームは、自分のゲーム”だと思っていますし、応援してくれている方たちからも“今日も集中していて良かった”と言ってもらえたりするので、それが私のスタイルなのかなと。ゲームを見てくれている方にそこが伝わっていることがすごく嬉しいです。自分らしくいるためには、まず自分を知ることから。毎日なにをどう考えて生きているのかということも大切ですし、嬉しいことや悲しいことが起きた時にそれをどう感じ、それをこれからの人生にどう繋げていくか。すべてをプラスとして吸収していくためにも、自分のことを知って私はいつもそういうことを大切にして毎日生活しようと思っています」

すべてが自分のプラスになっていると思えるように

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自分と向き合い、自分を信じて、着実にステップアップしてきた吉川選手。そんな彼女のストーリーにおいて、今年6月のアルファ ロメオ池袋を運営するトリコローレ東都とのアンバサダー契約は大きなサプライズだったという。同時に、未来を切り拓く力強さを持った次世代選手とアルファ ロメオとのリレーションシップは、ブランドが目指すインクルーシブな社会に向けた前向きなメッセージでもある。情熱を象徴するかのように深紅に輝くステルヴィオは、吉川選手にとってモチベーションを高めてくれる存在だという。

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「今、世界中が大変な状況にあって、ゴルフに関してもなかなかツアーも開催できないということが続いていたんですけれど、そんな時にサポートしていただけるというのはすごくありがたいことだと思いましたし、今後ツアーが始まった時に恩返しをしたいと思っています。ゴルフ場にも何度か運転して行ったことがあるのですが、アクセルを踏むとスーッと進んでくれるのがとても気持ちがいいし、“似合っているね”とか“内装を見せて!”と声をかけていただくことも多くて。試合の時に朝から気分を上げられる車に乗って会場まで行けることは、プレーにも大きな影響を与えてくれると思います。ステルヴィオに乗ってツアー会場に行くことがすごく楽しみです」

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吉川選手が生まれた98年は、ゴルフシーンのみならず他のスポーツや芸能の分野で多彩な才能たちに恵まれた、俗に“黄金世代”と呼ばれる年だ。だが、自分の人生をひたむきに進む彼女にとって、そんな括りは何処吹く風だろう。その姿は、パーソナリティを尊重し合い多様な生き方を体現していく、目指すべき時代の在り方と重なる。
「あなたはプロゴルファーになるという人生を自らチョイスをして、それを実現した。そんなあなたから、自分らしく生きていきたいと思っている人へメッセージを贈ってくれませんか?」--アランプレセ氏からのリクエストを受け、彼女は取材をこう締めくくった。

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「私自身、子どもの時からプロゴルファーになって活躍するという夢を持ち続けてきたことは自分のなかで自信になっていますし、ゴルフでなくても同世代で夢や目標に向かって進んでいる人はカッコいいなと感じます。苦しいことや上手くいかないこともあるけれど、それすらも楽しんで、いつかそれも含めてすべてが自分のプラスになっていると思えるように。私もそういうふうに生きていこうと思っていますし、そうすれば未来は希望に溢れる明るいものになっていくと信じています」

子供のころに描いた夢を達成し、8月上旬に行われた『ISPS HANDA 医療従事者応援!! チャリティレディーストーナメント』でも優勝を収めた吉川選手は、次なる目標・アメリカツアーに向けて一歩を踏み出そうとしている。インタビューの終わり、「あなたの素晴らしい将来を祝福します」と画面越しに拍手を贈ったアランプレセ氏。チャレンジすることを恐れず自らの理想へ向かって挑み続ける吉川選手への声援は、現代社会をサバイブする女性へのエールと重なって今後も高らかに響き続けるだろう。

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Interviewer:FCAジャパン株式会社 マーケティング本部長
ティツィアナ・アランプレセ

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※ソーシャルディスタンスを保ち、安全に十分に配慮したうえで取材を行っております

今回登場したクルマ
STELVIO 2.2 TURBO DIESEL Q4 SPORT PACKAGE

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【主要諸元】
全長:4,690mm/全幅:1,905mm/全高:1,680mm/乗車定員:5名/エンジン種類:直列4気筒 インタークーラー付きターボ/総排気量:2,142cc/使用燃料:軽油/最高出力:154kW(210ps)/3,500rpm[ECE]/最大トルク:470N・m(47.9kg・m)/1,750rpm [ECE]/駆動方式:4輪駆動/全国メーカー希望小売価格¥ 6,870,000(消費税込)※価格は2020年9月14日現在の価格です。

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Alfa Contact
0120-779-159

▼今回、取材にご協力いただいた『G7カントリー倶楽部』

INFORMATION
G7カントリー倶楽部

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住所 栃木県那須烏山市森田76-1
TEL 0287-88-7711
URL http://www.g7cc.co.jp/

Text:Misaki Nonaka(NaNo.works)
Photos:Hisho Hamagami
Hair&Make:Masamitsu Sakai

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