Be yourself 2020.07.08

ブラインドサッカー男子日本代表が活動再開! 6月19日には高田敏志監督によるオンライン活動説明会を実施

FCAジャパンは2011年から日本ブラインドサッカー協会(JBFA)を支援し、さらに2019年4月からはアルファ ロメオが男子日本代表をサポート。ブラインドサッカーの発展を通して、多様な個性を持つ人々がハンディキャップを超えて活躍できる社会の実現を目指している。新型コロナウイルス感染防止のため、3月から活動を休止していた男子日本代表だが、6月10日(水)から活動再開、そして6月19日(金)には報道陣向けにオンラインで『ブラインドサッカー男子日本代表活動説明会』を実施した。今回はその説明会で高田敏志監督の口から語られた活動休止期間中の対応や現在の様子、今後の展望をレポートする。

活動休止期間中に送った“安全第一”のメッセージ

まず活動休止中の日常生活においては、監督・コーチ・選手それぞれの所属先や職場のルールに従ってテレワークを行う、不要不急の外出をしないなどの対応をしていたとのこと。また、高田監督はLINEや電話を使って選手たちとコミュニケーションを取りつつ、「とにかく安全第一で、今はサッカーのことを忘れていい。再開した時にサッカーのありがたみがわかるような考え方をしよう」とメッセージを送ったという。それでも先の見えない状況の中、身体を動かしたいという要望が選手たちから自主的に出てきたため、高田監督はコーチたちとともにフィジカルを中心としたオンライン・トレーニングを週3回・1回1時間程度で実施。加えてコロナ以前も使っていたONE TAP SPORTSで選手のコンディションを管理しつつ、食事面においては管理栄養士が定期的にレシピの情報を選手やその家族たちへ提供した。

待望のトレーニング再開と新たな発信拠点のオープン

現在の男子日本代表チームの活動に関しては、6月10日からJBFAのガイドラインに基づき、一部の選手・コーチが参加する対面でのトレーニングを再開したことを報告。参加に関しては、「自宅の玄関から会場到着までの所要時間が1時間以内の者に限る」という条件を挙げた。週2回・1回2時間程度で、まずは自粛期間中に落ちている持久力の体力測定、そしてボールを使ったトレーニングもスタート。ただし、現在のフェーズにおいては1対1やゲームなどのトレーニングは行わず、ボールを足元で扱う技術のトレーニングや離れた距離からのパス交換など、ソーシャルディスタンスを保つことを意識したメニューで構成しているとのこと。

今後のトレーニング&感染症対策と1年後への決意

今後は、7月中の土日で再開後初の全メンバーを招集した(宿泊を伴う)日本代表強化合宿を実施予定。ただしグラウンドやホテルの確保を含め、状況次第で実施を見合わせる可能性もあるという。そして現時点では、2020年のうちは世界中の状況や渡航のリスクを考えた上で国際大会や遠征はせず、国内のみでトレーニングを行うことを発表した。感染症対策に関しては引き続き細かな体調管理を行うことに加えて、空気清浄機の導入を含め控え室の換気やスタッフのマスク着用などを徹底していく。最後に高田監督は「これまで男子日本代表は勝ち負けに一喜一憂せず、プロセスをものすごく大事にチーム作りをしてきました。その方針を変えずに、目標もこれまでと同様にメダル獲得を目指していく。1年延期した時間の中で、できる限りのことをやるだけだと思っています」と強い気持ちを込めた決意を語った。

Text:ラスカル(NaNo.works)
Photo:大石隼土

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