Car Event 2021.10.29

富士スピードウェイに新旧アルファ ロメオが勢揃い。第二回目『La Storia Speciale 2021』レポート

10月10日(日)、静岡県の富士スピードウェイに全国各地から278台のアルファ ロメオが集結し、第二回目の『La Storia Speciale 2021』が行われた。去年に続きスペシャルゲストとして株式会社カーグラフィック代表の加藤哲也氏と自動車ライターの嶋田智之氏の登場に加え、今年はアルファ ロメオ好きで『湘南アルファ ロメオ クラブ』の会長でもある声優・俳優の郷田ほづみ氏がイベント全体のMCを担当。今回のイベント模様を開会式から閉会後の参加者全車両で国際レーシングコースのパレードまで、嶋田氏にレポートしていただいた。

第2回目を望む声と実行委員の熱意が実を結んだ開催

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昨年の11月22日(日)に愛知県の幸田サーキットで開催された『La Storia Speciale』は、250台を超えるアルファ ロメオが集結して楽しい1日を過ごすことができた一大イベントでした。御存知のとおり、2020年はアルファ ロメオの110周年のアニバーサリーイヤー。同時にイベントを主催するFacebookのグループ、現在では約5500人のメンバーが登録している『アルファ ロメオ友の会』の10周年のアニバーサリーイヤーでもあったのでした。

そしてこの10月10日。『La Storia Speciale 2021』が、会場を静岡県の富士スピードウェイに移して開催されました。開会式の御挨拶で、アルファ ロメオ友の会の会長である坂口和明さんは、「本当は1回で終わりだと思っていました」とおっしゃいましたが、第2回の開催を望む声とメンバーおよび実行委員の熱意が実を結んだかたちです。感染症の先行きが見えない中、昨年同様に台数を制限しての参加募集がスタートすると280台を超える応募が集まり、急用で来られなかったクルマを除いて278台ものアルファ ロメオが富士スピードウェイのCパドックに並ぶことになったのです。

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前回はサーキットのコース上にクルマを並べたため置き方はほぼ着順でしたが、今回は広いパドックでの開催。それを活かして、世代の古い順に同じモデルをかためて並べるようなレイアウトとされていました。昨年のランダムな並びが生む楽しさとは違った台数の多い屋外博物館のような雰囲気も好評だったようで、同じモデルのオーナー同士の新しいリアルなおつきあいがその場で生まれたり、興味のある別のモデルのエリアを訪ねてオーナーさん達と話し込んだり、と交流そのものを楽しんでいる姿をあちこちで見掛けることができました。『La Storia Speciale』の開催の目的は、まさにそこ。その想いは見事に成就していたようでした。

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▲ジュリアが並ぶエリア

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▲スパイダー 916が並ぶエリア

そうしたイベントですから、催しのメニューそのものは今回もシンプルです。ステージでは、まず開会式。アルファ ロメオ友の会の坂口会長に続き、FCAジャパンのマーケティング本部アルファ ロメオ コミュニケーション・マネージャーの馬場まさみさんが御挨拶。続いてトークゲストの紹介です。

もちろん筆頭はカーグラフィック代表であり、業界内ではアルファ ロメオにまつわる知識・経験ともに随一の存在でもある、加藤哲也さん。今回は声優・俳優であり、湘南アルファ ロメオ クラブの会長をもつとめるアルファ好き、郷田ほづみさんがイベント全体のMCを担当されるという豪華な布陣だったのですが、実は加藤さんと郷田さんは大学時代からの、それもアルファ ロメオがつなぎ続けてきたといえる友人同士です。そこに今年も声をかけていただいた不肖・嶋田が加わらせていただきました。アルファ ロメオが好き、と公言する3人です。マイクが行き渡ると、いきなり段取りそっちのけでそれぞれのアルファ遍歴から、アルファ談義が始まってしまいました。ミラノのクルマ達は、どうにも気持ちを前のめりにさせてしまうところがあるようです。

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▲参加者にはアルファ ロメオ オリジナルグッズがプレゼントされた

着々と進行する『La Storia Speciale 2021』

しばしトークが続くと、今回の招待車両がステージ前へとパレード。最新のジュリアステルヴィオの2台のクアドリフォリオが先導するかたちで登場したのは、まずは初期の155ツインスパーク。いわゆるバーンファウンドで、新車時のタイヤを履いたままガレージに眠り続けていたミントコンディションといっていい個体です。続いて今年の日本の111周年記念オンライン・イベントの中に登場した個体そのものの、モントリオール。さらにはラ・フェスタ・ミッレミリアを完走してきた、コンペティティブな装いのジュリエッタ スパイダー。いずれも日常的には見ることのできないモデル達です。

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それらのクルマ達についての紹介とオーナーさんへのインタビューをステージ上で行った後は、間髪入れずトークが再開。現行のジュリアやステルヴィオについて語り──というより賞賛に終始し、想い出のモデルについて語り──というよりほぼ賞賛に終始し、近未来のモデル達について現在判っている情報を引き合いに出しながら予想し……と、とりとめなく続きます。

その後はイベントの特別協賛に名を連ねているアルファ ロメオによる趣味のレース、アルファ ロメオ・チャレンジのアピールタイム。アルファ ロメオ友の会の中にあるそれぞれの分科会やオーナーズクラブなどのアピールタイムと続き、ランチタイムへ。

そのランチタイムには嶋田がマイクを持って会場を巡り、アルファ ロメオ好きに刺さりそうなモノを並べているそれぞれの出展ブースや愛車の近くにいるオーナーさんへの突撃インタビューを敢行。

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ランチタイムの後には招待車両として初代ジュリエッタ、155ツインスパーク、今年のTCRジャパンのレースを走っているジュリエッタ ヴェローチェ、さらには会場の中からゲスト達が個人的に選んだジュリエッタ スプリント スペチアーレ(加藤さん選出)、アルファ GT(嶋田選出)、ステルヴィオF1トリビュート(山下実行委員長選出)、アルファ コルセ GTV(郷田さん選出)という4台の授賞式。

それがひと区切りつくと、閉会式までの短い時間でもやっぱりトークは再開し、近未来のモデル達についての続きからはじまってアルファ ロメオの電動化の話題へと広がり、世界的なEVというものへのシフトについて論じ、それはそれとしてエンジンが載ってるアルファ ロメオも大切にしていこうと頷き合い、アルファ ロメオのエンジンを賞賛し……と、留まる気配がありませんでした。おそらく会場におられたエントラントの皆さんも仲間達と同じことをされていたと思うのですが、アルファ ロメオってどうしてこうも語り合いたくなるのでしょう……?

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そして閉会式の後は、今回のメインアトラクションです。参加者全車両で国際レーシングコースを1周、パレードすることになっていたのです。パレードが終わってAパドックに戻ってきたら、そこで流れ解散という予定。けれど、そのまま帰路につく人はほとんどいませんでした。コースで行われているアルファ ロメオ・チャレンジを観戦したり、パドックにクルマを停めて仲間同士でアルファ談義の続きをしたり、クルマを並べて記念写真を撮り合ったり……。友の会主催としては年に一度の最も大きなイベント。SNSで知り合った遠方の仲間とリアルに会える数少ない機会。さぞかし名残惜しかったことでしょう。

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また来年、『La Storia Speciale 2022』が開催されることを心から願って止みません。

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参加者や主催者、それぞれのアルファ ロメオ愛

会場では様々なアルファ ロメオ好き達が、思い思いの楽しみ方しながら過ごしておられました。本当なら全員の声をお届けしたいくらいの、笑顔の花・花・花。さすがにそれは無理ですので、何人かの方にお話をうかがいました。

須田祐司さん/ジュリエッタ スプリント

まずは招待車両である1961年式ジュリエッタ スプリントのオーナー、須田祐司さんです。須田さんは新旧様々なイタリア車に乗ってこられ、現在は他に趣味のイタリア車2台とアシのイタリア車1台を所有。日常的に乗っておられる147に続く、2台目のアルファ ロメオです。

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「イタリアの小さいクーペが欲しかったんです。中でもジュリエッタはコロンとしたスタイルが、前から好きでした。古いクルマへの興味が強くなってきた頃に自分の好みに合った“走れる仕様”のジュリエッタが出てきたので、購入しました。2年前のことです。長く乗っていくつもりなので、これまではのんびりとメンテナンスしながら楽しんでいました。ジュリエッタはツアー系のイベントにも参加できるし、何もない休日に犬を乗せてゆっくり走ったりもできる。何よりエンジンのフィールがいいですよね。それがアルファ ロメオらしいところ。ブレーキの作りとかを見ても、量産車なのに手が込んだ作りになっていて、やっぱりアルファ ロメオは違うな、と思います。パーツにもほとんど困らない。手元に1台だけ最後に残すとしたら、このクルマですね」

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松山喬樹さん・熊谷夏季さん/166

お次はネオクラシック世代といえる166の、松山喬樹さん。松山さんは大のアルファ好きながら、公認会計士の資格を得るまではひたすら我慢すると決めて猛勉強すること数年。1年少し前にようやく念願叶って以前から憧れていた166を購入し、続いてアルファ GTも購入、実家のクルマもジュリエッタ ヴェローチェに買い換えてしまったという、勢いの中にいる31歳。

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「ずっと166が欲しかったんです。なぜか? えっ、なぜだろう? 何か惹かれるものがたくさんあるんですよね。タレ目の顔やサイドの曲面とか、スタイリングデザインもそうですし、そういうのって他のクルマには絶対にないものなんですよ。魂が揺さぶられます(笑)。今も自分のクルマを見るたびに『コレだ! コレしかない!』って思います。3リッターのV6エンジンも最高です。回していくと官能的なサウンドを聴かせてくれるから、ついアクセルを踏みたくなっちゃう危険性はありますけどね。100点満点で評価するなら? 150点。限界突破です。これは絶対に手放しませんよ。土日にしか乗ってないのに距離がやたらと伸びちゃうので、縁があったこともあって、アルファ GTも購入しました。アルファ GTも前から好きだったんです。……自分でも馬鹿だなって思います。でも仕方ないですよね。アルファ ロメオなんですから」

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ちなみにガールフレンドの熊谷夏季さんも、ジュリエッタ ヴェローチェのオーナーさん。ふたりはアルファ ロメオが縁で知り合いました。ふたりで4台のアルファ ロメオ、です。熊谷さんにも訊ねてみました。
「街を走ってるジュリエッタを見て、一目惚れしちゃったんです。それで見に行って試乗したら気持ちが離れなくなっちゃって、去年の8月に購入しました。低速で走ってるときの迫力あるサウンドも好きだし、どんなときでも運転していて楽しいのも好きです。もちろんしばらく乗り続けるつもりですよ。すごく気に入ってますから」

今野弘幸さん、由美子さん/ステルヴィオ

現行モデルのオーナーさんにもお話をうかがってみました。ステルヴィオ ファーストエディションにお乗りの今野弘幸さん、由美子さん御夫妻です。今野さんにとって、これは3台目のアルファ ロメオ。147でアルファにはまって7年ほど乗り、次は159へ。自転車のロードレースをやっていることから積載性の問題で別のクルマに買い換え、『やっぱりアルファに乗りたい』とステルヴィオでアルファに戻って来た、という経歴をお持ちです。

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「もともとずっとアルファに乗っていたかったんです。でも、アルファって攻めのクルマじゃないですか。自転車のレースも攻めなんです。だから生活全体が“攻め”になっちゃう。クルマぐらいは緩くしたいと思って一度アルファから降りたんですけど、レースの方が落ち着いてきたので……戻って来ちゃいました(笑)。ステルヴィオにしたのは、自転車をやってることもあってアウトドア志向だから、です。古いマニアの人ほどアルファのSUVに疑問を持つみたいですけど、僕に言わせれば『あなたたちがそこまで好きなアルファ ロメオが初めて作ったSUVですよ。悪いわけないでしょう』っていう感じですね(笑)。乗ってみると、何から何までアルファっぽい。ステアリングを握ってアクセルを踏んで走ってみたら、アルファ以外の何者でもないです。峠道も楽しいし。そんなSUVは他にないですよ。ものすごく満足してます」

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ちなみに最初の147は、当初、由美子さんがメインで使っていたのだそうです。なのでステルヴィオ購入にあたっても『反対するだけ無駄ですから』とすんなり流れができたのだそう。アルファ ロメオの魅力を御夫婦揃って御存知、ということですね。

今回のイベントの主催者であるアルファ ロメオ友の会の会長、坂口和明さんにもお言葉をいただきました。坂口さんは昨年にも御紹介したとおり、147147GTAを経由してジュリエッタのオーナーとなり、現在も所有されています。

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▲『アルファ ロメオ友の会』会長・坂口和明氏

「去年1回やって達成感があったので、次は10年後かなって(笑)冗談で言ってたんですけど、実はコロナ禍で先が見えないこともあって今年の開催は難しいだろうと思ってたんです。でも、実行委員の有志の皆さんの努力があって、アルファ ロメオ・チャレンジさんはじめ色々な方の御協力があって、何とか開催に漕ぎ着けることができました。夏頃に開催のお知らせをしたときには、こんなに多くの人に参加していただけるとは思っていませんでした。本当に感謝してます。

パレードランをはじめ新しい試みも何とかやることができましたし、こうなると次はどうしようか? って考えちゃいますね(笑)。友の会の中には色々な分科会があって、カテゴリーごと、地方ごとに色々なイベントがすでに開催されてるんです。僕としては『La Storia Speciale』はその中の大きなひとつとして考えてるんですけど、今年ここまでやって来年以降はやらないっていうわけにはいかないでしょうし。嬉しい悩みが増えました」

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イベントの総合MCをつとめられた郷田ほづみさんは、初めての参加(?)となったこのイベントをどう感じられたのでしょう? ちなみに郷田さんは155ツインスパーク8Vからはじまって、155V6GTV156ツインスパークSZ156GTAスパイダーS4と来て、つい最近8台めのアルファ、現行のジュリア スーパーが納車になったばかり。28年ほどアルファ ロメオに乗り続けておられます。

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▲イベントの総合MCをつとめられた郷田ほづみさん

「アルファ ロメオのオーナーが集まると、どこのイベントでもそうなんですけど、話が尽きないんですよね。僕達がオフ会みたいな感じで食事しようと集まっても、お店に着いたら駐車場で立ち話をして、誰かがボンネットを開ければそこに集まって立ち話が続き、ごはんを食べながらまた話をして、お店を出たらまた立ち話。いつまでも終わらない(笑)。それだけ話題にできる何かがあるんですよね。 “皆、本当に好きなんだな”とも感じます。だからこういうイベントに来ると、嬉しくなるんですよ。クルマ好きに悪い人はいないし、初対面の人ともすぐに距離が縮まりますからね。今回の会場は車種別に並んでいて、それもいいですね。誘導する方は本当に大変だと思うけど、見る方にとっては凄くいい。いろいろ考えられていて、いいイベントだな、って感じました。Facebookの友の会の皆さんの投稿を見てるととても常識的で、そういう人達が集まっているから居心地がいいんです。

僕は最初に乗った155でやられちゃったんです。エンジンがもっと回せって言ってるみたいで、アクセルを踏むとクルマが喜ぶようなところがあって、そういうのを初めて感じたんですよ。ドイツ車が好きな人の中には“カッコつけちゃって”ってアルファを軟弱に見てる人もいるみたい。確かにアルファはエレガントでカッコいいです。でも、血がたぎりますからね。僕の今のジュリアはスーパーで、バランスがすごくいいし現代的なんですけど、やっぱり生き物っぽく気持ちを掻き立ててくれるところがあるんですよね。そういうクルマだから、僕は離れられないんです。人生、アルファ ロメオに乗るか、アルファ ロメオ以外に乗るか、ですよ(笑)」

最後は昨年に引き続き、この方に締めていただきましょう。カーグラフィック代表の加藤哲也さんです。

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▲カーグラフィック代表 加藤哲也さん

「アルファ ロメオのイベントって他にもあるけれど、古いクルマと新しいクルマの間に対立心みたいなものがないでしょう? 他のブランドだと古い方が偉いとかスポーツ系が偉いとか、精神的な壁みたいなものがあったりもする。このイベントもそうだけど、貴重なスプリント スペチアーレと新車で売ってるジュリアが並んでいても、当たり前のように歓談ができる。そこがこのブランドのよさを物語ってると思います。アルファならではの魅力ですよ。今回のイベントも楽しませていただきました。僕自身が好きだっていうのもあるけれど、“好きだ”っていう気持ちを共有できるって、心地好いでしょう? だから仕事っていう感覚は全くなくて(笑)。この場にいるのはアルファに対する気持ちを皆で分かち合いましょうっていう感覚を持ってる人達ばかりですからね。これは素晴らしいことですよ。

僕は今、アルファをちょっとお休みしちゃってるけど、また戻りたいとはいつも思ってる。ほんとにいつも。これまでのアルファ、全部手放さなきゃよかった(笑)。手放したばかりだけど4Cにはもう一度乗りたいと思ってるし、新しいGTAはガソリンエンジンの最後の最後に突き詰めて作ったクルマなんで、買っておけばよかったって心から思ってます。アルファ ロメオって、そういうブランドなんですよね」

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※ソーシャルディスタンスを保ち、安全に十分に配慮したうえで取材を行っております。

Text:嶋田智之
Photos:安井宏充(weekend.)

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