Car Event 2022.04.14

新旧アルファ ロメオの競演も楽しめる春のクラシックカーイベント『La Festa Primavera 2022』

クラシックカーのイベント『La Festa Primavera 2022』が4月15日(金)から18日(月)にかけて東海・近畿地方で開催される。1920年代から1960年代後半のヒストリックカーまで約60台がエントリー。アルファ ロメオは『1900CS TOURING COUPE』や『GIULIETTA SPRINT SPECIALE』など5台が参加予定だ。名古屋市の熱田神宮をスタートしたエントラントは、そこから東海・近畿地方を駆け巡り、18日に京都市岡崎公園にゴール。2府5県約1,250kmを走破する壮大なクラシックカーイベントである。

手を振れば振り返してコミュニケーション

087 新旧アルファ ロメオの競演も楽しめる春のクラシックカーイベント『La Festa Primavera 2022』▲2019年のイベントの様子

『La Festa Primavera(ラフェスタ プリマベラ)』は2009年に初開催され、今回で13回目。毎年春に開催されていることから、イタリア語で“春”を意味する“プリマベラ”と名付けられた。同じく秋に開催されている、関東から東北地方を巡る『ラ・フェスタ ミッレミリア』の姉妹イベントと位置付けられ、両イベントとも大いに人気を集めている。その理由は大きく2つ。ひとつは普段見ることのできないクラシックカーの走る姿が見られること。もうひとつは全参加者が紳士的で、例えば沿道の観客が手を振ると、ほとんどのドライバーやコドライバーは手を振り返す。これは地域の人たちとのコミュニケーションを大切にすることで、参加者のみならず。地域の人たちも愉しんでもらおうという心づかいなのだ。そうしたことから毎年楽しみにしているというファンたちが多く応援に駆け付けているのだ。

208 新旧アルファ ロメオの競演も楽しめる春のクラシックカーイベント『La Festa Primavera 2022』▲2019年のイベントの様子

さて、ミッレミリアとはミッレ=1,000、ミリア=マイルを意味し、1,000マイル、およそ1,600kmを走る公道レースとして1927年から1957年にかけてイタリアで開催された。基本コースは古都ブレシアをスタートし、ローマで折り返し再びブレシアに戻るもの。このレースでアルファ ロメオは多数の勝利を収めている。その中でも1928年には『6C 1500SS(6C 1500スーペル スポルト)』が優勝。それ以降3年連続で優勝を飾るという偉業を成し遂げているのだ。1957年にミッレミリアは終了するが、その後、1977年にクラシックカーラリーとして復活。ラ・フェスタ ミッレミリアはイタリアのミッレミリアの正式公認を受けた由緒あるもので、このラフェスタ プリマベラも同様といえる。

4619df0e87442faf0ddb7aa46461b3c3130e18c3 新旧アルファ ロメオの競演も楽しめる春のクラシックカーイベント『La Festa Primavera 2022』▲6C 1500SS

2022年のラフェスタ プリマベラには、5台のアルファ ロメオがエントリー。そのうちの1台、『GIULIETTA SPRINT SPECIALE(ジュリエッタ スプリント スペチアーレ)』のコドライバーで、プリマベラ2度目の参加となる塚本光輝さんに意気込みを伺ってみた。塚本さんは、ラフェスタ ミッレミリアをはじめ、いくつものクラシックカーイベントにご自身の『GIULIA SPIDER(ジュリア スパイダー)』で出場するエンスージアストだ。

entry_image1971 新旧アルファ ロメオの競演も楽しめる春のクラシックカーイベント『La Festa Primavera 2022』

「2021年はほぼ雨の日が多かったので天気が良い事を願っています。また、商品の時計をゲット出来る様に(つまりは上位入賞を狙い)、PC競技も頑張ります」と語る。このPC競技とはAからBまでを何秒で走れという指示に対してその正確性を競うものだ。例えば110mを17秒で走れという指示などで、その誤差を1/100秒まで計測するシビアなもの。少なくとも1秒ずれたら上位はまず狙えない程難しい競技だ。

038 新旧アルファ ロメオの競演も楽しめる春のクラシックカーイベント『La Festa Primavera 2022』▲2021年の塚本さんのCP競技中の様子。

最新のアルファ ロメオも見られる

もうひとつ見どころをお教えすると、5台の最新のアルファ ロメオがサポートカーとして走ることにある。
中でも『GIULIA GT JUNIOR(ジュリアGTジュニア)』は99台限定で販売されているモデルで見逃せない。そのモチーフとなった『GT1300 JUNIOR(GT1300 ジュニア)』は1965年に登場し、1977年までに10万台以上が生産されたヒット作だ。そのデザインはイタリアのカロッツェリアベルトーネに当時所属していたジョルジェット・ジウジアーロ氏。エンジンは1,300cc、89psで930kgのボディを軽快に走らせた。

A 新旧アルファ ロメオの競演も楽しめる春のクラシックカーイベント『La Festa Primavera 2022』▲左:ジュリア GT Junior / 右:ステルヴィオ GT Junior

また、大きな特徴として当時のGT1300 ジュニアのイメージカラーだった黄土色を纏っていたことだ。そこからジュリアGTジュニアも限定⾞専⽤の“リーパリオーカー”を採用。このボディカラーはかつてGT1300 ジュニアにも採用されたカラーを現代風にブラッシュアップしたもので、古き良き時代を彷彿とさせつつモダンな印象も与えている。

このように新旧アルファ ロメオの競演が見られるのもこのイベントの特徴といえる。公式ホームページにおおよそのルートと到着予想時刻が記載されているので、ぜひお時間を作って実際に見に行っていただけたらと思う。クルマは走っている姿が最も美しいといわれる。それを間近で見られる機会はそうないからだ。

013 新旧アルファ ロメオの競演も楽しめる春のクラシックカーイベント『La Festa Primavera 2022』

Text:内田俊一(Shunichi Uchida)

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