Car Event 2020.10.19

代官山がアルファ ロメオに染まった日。〜アルファ ロメオ オフィシャルブック代官山蔦屋販売記念イベントレポート〜

アルファ ロメオのオフィシャルブック『IL LIBRO DELLE EMOZIONI』の代官山蔦屋書店での販売開始を記念し、9月27日(日)、代官山T-SITEにおいて『モーニングクルーズ・スペシャルアルファ ロメオ』が開催され、100台近い新旧アルファ ロメオが集合。そこでは新型ジュリアとステルヴィオの試乗会も行われたので、会場からレポートする。

アルフィスタのパワーを感じる!

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▲写真提供:内田俊一

早朝7時に現地集合とのことで、6時過ぎに蔦屋書店に向かって歩いていると、たくさんのアルファ ロメオに遭遇した。それは単に見渡して気付くだけでなく、早朝故、回転数は押さえて静かに走行していても、すれ違う時に聞こえる官能的なエンジンサウンドではっと思わせるのだ。入り口には10数台のアルファ ロメオが到着し、静かに開場を待っている。そう、皆、アルファ ロメオ110周年を記念したモーニングクルーズを待ちわびていたのだ。

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モーニングクルーズは毎月第2日曜日の7時から10時まで、代官山蔦屋書店駐車場で開催されるもの。毎回テーマが決められ、そこに当てはまるクルマが中心に集まっている。今回はスペシャルとして、アルファ ロメオをテーマに、月例以外の日に数年ぶりの開催となった。モーニングクルーズ自体もコロナ禍のため数ヶ月開催が中止されてきたのでいやがおうにも期待が高まっていた。通常は自由参加だが今回は事前申し込み制を採用。いざ申し込みが開始されるや瞬く間に定員になったというから驚きだ。

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会場にはFCAジャパン株式会社マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセ氏が笑顔で多くの参加者とコミュニケーションをとっていたので、少しお話を伺ってみた。「今回はすぐに満員になってしまったので、残念ながら皆さんに入ってもらうことが出来ませんでした」とものすごく残念そうに話し始めるが、「コロナ禍の状況が良くなれば、来年はビックイベントをやるので期待してください!」と教えてくれた。そして、「本当に今日はすごい。私は久しぶりにオーナーの皆様からの強いエネルギーを感じました」とのこと。

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▲FCAジャパン株式会社マーケティング本部長 ティツィアナ・アランプレセ氏

「アルファ ロメオはパッションのブランド。そのパッションと、アルフィスタのパッションが合わさるとものすごくパワフルになります。だから、このパワーをもっともっと感じたかったのです。今年、110周年の大きなイベントを考えていたのですが、コロナで出来なくなってしまいました。しかし110周年のお祝いはアルフィスタのためなのですから、今回こういうイベントが出来た事はすごく嬉しいのです」と笑顔で語ってくれた。

皆アルファ ロメオを愛している

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さて、会場を一回りしてみると、ずらりと並んだアルファ ロメオに圧倒された。さすがに戦前車はなかったものの1960年代のジュリエッタスパイダーから、懐かしいと声が上がった75155、そして最新のジュリアまで色とりどりだ。その並びはランダムなので、次は何が現れるのかと勝手に楽しくなってしまう。

とてもきれいな水色のSZで参加された中川直樹さんは、このクルマを時々通勤にも使っているという。「適度に乗ってあげることがコンディション維持の秘訣でしょうか」とのこと。「クルマは乗ってなんぼ、飾っておくものではないですから」と楽しんでいる様子だった。因みに昨年ステルヴィオ クアドリフォリオと4Cスパイダーをオーダーしたというので驚きだ。

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もう1台、会場で目を惹くクルマがあった。それはとても状態の良い164クアドリフォリオ。しかも左ハンドルのマニュアルという希少な1台だ。オーナーの高橋宏和さんは、164だけで3台乗り継いだほどの猛者である。「このクルマの魅力はピニンファリーナのデザイン。そしてV型6気筒エンジンのフィーリングがすごく良いですね。特にクアドリフォリオはメーカーでのファインチューニングがされているので、レスポンスが素晴らしい」と満足気。

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そして、「アルファ ロメオは自分の気持ちに元気を与えてくれるクルマ。自分の気持ちを少しスッキリさせたい時にちょっと早起きして、まだ子供が寝ている間に一回りして来たり」とのこと。そして今回は、「今年110周年ということで早起きして参加しました。本当に楽しいですね。アルファ ロメオがこれだけ一堂に会するということはなかなかないですから」と周囲を見渡しながら話してくれた。

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最後にもう1台、ジュリア ヴェローチェQ4にお乗りの角谷弘樹さんにも話を伺ってみよう。「僕にとってのアルファ ロメオは、もう一人のかみさんです。ずっと一緒にいます」という。これまで155159(現在は息子さんが乗っているとのこと)を乗り継いできた。「年を重ねたら違うクルマに乗るだろうと思っていましたが、そうならないですね。その魅力はアルファ ロメオの世界観。そこから離れてしまうのが嫌なのです。単純にクルマという持ち物ではなく、生活を共にしているので、再びアルファ ロメオを選んでしまいます」と奥さまと同じようにブランドも愛している様子が伝わって来た。

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アルファ ロメオのビジョンもわかる“リブロ”

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『モーニングクルーズスペシャル・アルファ ロメオ』が開催された代官山蔦屋では、9月14日(月)から110周年を記念したブランドブック『IL LIBRO DELLE EMOZIONI』が発売された。通常アルファ ロメオの本というとこれまでの歴史を振り返るにとどまることが多いが、本書はそれだけではなく、現在のアルファ ロメオのブランドビジョンや最新工場、さらには社会貢献活動にまで話が及んでいる。アランプレセ氏は、「これは本当の“リブロ”。とても大切な本のことをイタリア語でそういうのです」と語る。ここまで内容を網羅したのは、「私たちの歴史とともに、将来のためでもあります。まさにブランド全体のビジョンが大切。もちろんそれはプロダクトから生まれてくるのですが、それだけではなく、お客様、歴史、レース、そして社会貢献活動(CSV活動)が合わさることがビジョンとして重要なのです」と語る。

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また、編集主幹を務められたCAR GRAPHIC代表の加藤哲也氏も、「110周年のその先、生き残っていく為にはヘリテージはとても大切。そのブランド固有の魅力を持ち続けることはとても重要で、それが出来ているからこそ早朝にこれだけの人が集まっているのです」とまずヒストリーの重要性を話した。そして、「今後、サスティナブルにパッションやエモーションを持ち続けていくためには、いま、そして未来へ向けての活動が必要。そういった意味を込めてこのブランドブックにCSV活動なども加えたのです。いまこの瞬間も110年からその先に向けた歴史の一部です。この積み重ねがブランド力を作っていくのですから」と語った。

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▲CAR GRAPHIC代表:加藤哲也氏

さらに現在のアルファ ロメオについて、「いろいろなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、最新設備を誇る工場で作られていることを紹介することも重要でした。はるかに信頼性が高いと感じるのは私自身の経験からもそう言えます」と説得力のある話をしてくれる。そして加藤氏は、「この本はアルファ ロメオにとても詳しい方だけではなく、どちらかというとアルファ ロメオに魅力は感じているが、その意志をもう少し強固にしたいと思っている人に読んでもらいたい」という。F1の最初のチャンピオンはアルファ ロメオで、経営が苦しい時もレースに出場し続けている。技術的にもDOHCを戦前に設計していることなど、「具体的な知識や動機をより強固にしてもらいたい。そういうアルファ ロメオ好きのモチベーションを高めたいという人たちに読んでもらいたいですね」とのことだった。

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より裾野を広げ先進のドライバーアシストを充実させた新型ジュリアとステルヴィオ

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▲『Alfa Romeo Giulia 2.0 Turbo Veloce(アルファ ロメオ ジュリア2.0ターボ ヴェローチェ)

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▲『Alfa Romeo Stelvio 2.0 Turbo Q4 Sport Package(アルファ ロメオ ステルヴィオ2.0 ターボ Q4 スポーツ パッケージ)

今回のイベントではオーナーの参加だけではなく、新型ジュリアと新型ステルヴィオの展示及び試乗会も開催されたので、アランプレセ氏に新型のポイントを伺ってみた。「テクノロジーのアップグレードが大きいですね。特にこのクルマたちを買うお客様にとって必要なセーフティーや装備面などが向上したこと。そしてスプリントというグレードを設定し戦略的な価格で提供することで、トップレベルのプレミアムセダンにも関わらず、購入しやすくなっていることが挙げられます」という。具体的には先行車との距離を一定に保つために自動で速度を調整するドライバーアシスト機能や、歩行者を検知して事故を回避しようとするオートマチックエマージェンシーブレーキ 歩行者検知機能付き(AED)を搭載するなど先進のドライバーアシスト機能を装備。また、ナビゲーションシステムも設定されたことではるかに利便性も向上した。価格に関してもジュリアスプリントが460万円(税込)、ステルヴィオスプリントが589万円(税込)とより魅力的な価格となったのだ。

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アランプレセ氏は、「アルファ ロメオのパッション、テクノロジー、そしてDNAを感じたいが、まだ手にしていないお客様が多くいらっしゃいます。また、新装備によりさらに魅力が増したと思いますので、プレミアムセダンを考えているお客様にもぜひ乗っていただきたいですね」とコメントした。

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今回試乗車として『Alfa Romeo GIULIA 2.0 TURBO SPRINT(アルファ ロメオ ジュリア2.0ターボ スプリント)』『Alfa Romeo STELVIO 2.2 TURBO DIESEL Q4 SPRINT(アルファ ロメオ ステルヴィオ2.2ターボ ディーゼルQ4スプリント)』、そして『Alfa Romeo GIULIA 2.2 TURBO DIESEL SUPERアルファ ロメオ ジュリア2.2ターボ ディーゼル スーパー)』が用意されたので乗られた方々に、少し感想を伺ってみると、ジュリアスプリントは、「クイックなハンドリングが良いですね。自分が持っているアルファ ロメオの走りのイメージにほぼ近いです」、「セダンとしてはとても出来が良いと思います。静かだし、ハンドルもクイック。ブレーキもよく効きますね。ナビもあって、普通に乗れ、万人に楽しめるクルマに仕上がっていると感じました。女性が乗っても普通に運転出来るでしょうね」など、軽快さとともに装備が充実していることが魅力と映っていた。

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ステルヴィオスプリントはディーゼルターボだということもあり、「アクセルを踏み込むとグイっと力強く加速します」、「下からトルクがあるのでアルファらしい走りが楽しめました」といった加速感とともに、「SUVなのにハンドリングがクイック」、「大きさを感じさせない軽快感があります」、「狭い都内でも乗りやすいですね」などアルファ ロメオらしい走りとともに、取り回しもしやすい印象が挙げられていた。さらにデザイン面においても高評価で、「インテリアの赤と黒のコントラストがイタリア車らしいと感じます」、「質感がとても高いです」、「外観のデザインがすごく好きです」といったコメントが寄せられていた。また、「ベーシックグレードと聞いたが全くそんな感じはしませんでした」という意見も聞かれた。

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そしてジュリアスーパーも、「乗り味が良くて、出足もいいし、滑るように走るので凄く乗りやすかったし楽しかったです」、「加速感が良く、取り回しも良いので、ドライビングの楽しみがあり、そのイメージにピッタリ」といった走行性能において期待値通りかそれを上回る体験が出来たようだ。

いずれのクルマからも先進のドライバーアシストに関して、「どのクルマにも装備されてきており、使うと便利。安全という意味でもあった方が嬉しいです」、「いま乗っているクルマはオートクルーズ等を使うので、今回装備されたのでぜひ試してみたいと思います」など、とても歓迎されていることが伺われた。

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今回多くの方が来場された代官山蔦屋書店でのイベント。建物内では前述のIL LIBRO DELLE EMOZIONI以外にも、様々なグッズ類やアルファ ロメオ関連の書籍の特設コーナーが展開され、多くのアルフィスタによって終日にぎわっていた。皆、ソーシャルディスタンスを保ちながらマスクをしていたが、よく見るとその目は常にキラキラと輝き、そして笑っていた。それほどまでにこういったイベントを渇望し、期待して来場したことが伺われ、取材するこちらもつい笑顔になるのだった。そうしたパワーがアルファ ロメオには溢れているのだ。

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※ソーシャルディスタンスを保ち、安全に十分に配慮したうえで取材を行っております

Text:内田俊一
Photos:濱上英翔

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