麗しくも逞しい、全幅の信頼を寄せられる存在ーー竹岡 圭氏にとってのジュリエッタとは?

2018年、全日本ラリー出場という檜舞台に立ち、脚光を浴びたモータージャーナリストの竹岡 圭氏。ジュリエッタと共に夢を追いかけた彼女に、レーサーとして、また女性として見たジュリエッタの印象を聞いた。
どこまでも付いてきてくれそうな安心感
「ジュリエッタと一緒だと、なんだかひとつ先の世界へ飛び出していけそうな気持ちになれるんです」
そう話すのは、モータージャーナリストの竹岡 圭氏。22歳のとき、アシスタントマネージャーとしてモータースポーツの世界に足を踏み入れ、以後、ジムカーナやダートトライアル、スプリント、耐久レースとさまざまなジャンルのレースに、プライベーターのドライバー(個人参加者)として参戦してきた。そんな竹岡氏が長年頭の片隅に思い描いてきたのは、「いつかラリーに出たい」という夢だったという。自らの夢の実現のためその門を叩いたのは2016年。翌年には自らレーシングチームを立ち上げ、『圭rally project』を始動。全日本ラリー選手権2年目の参戦となる2018年に出場する際に選んだ車両が、「Alfa Romeo Giulietta(アルファ ロメオ ジュリエッタ)」だった。
では、なぜ彼女はジュリエッタでのラリー参戦を決意したのか。
「ひとつにはオンリーワンであるということ。世界を見渡してもジュリエッタのラリーマシンというのは皆無に等しいんです。現行ジュリエッタで全日本ラリーに参戦しているのは、私ひとりでした。もうひとつは自分のチャレンジをアルファ ロメオに重ね合わせたところもあります。アルファ ロメオは100年を超えるブランドの歴史を持ちますが、いまブランドの再建を目指し、さらなる高みを目指しています。アメリカ市場への参入など大きな地平を開こうと挑むその姿に、いまの自分のメンタリティと重なり合うものを感じたんです」
なるほど。とはいうものの、モータースポーツは危険と隣り合わせ。そうした熱い想いも大切かもしれないが、レースである以上、マシンは共に上を目指す存在であると同時に命を預けるパートナーでもある。そうした競技参戦車として、ジュリエッタのどういったところにアドバンテージがあると感じたのか。
「ジュリエッタって、クールでかわいいクルマというイメージだけど、それだけじゃない。走らせるとものすごい懐の深さを備えていて、どこまでも私についてきてくれるのではないかと思えるような、そんな一面を持っています。それこそいきなり全開にしても、破綻しない抜群の安定感を持ちます。だからわたしはラリーマシンとしてジュリエッタを選びました。ラリーには1台ずつタイムアタックを行うSSという区間があり、そのステージのメインは林道です。ターマックと呼ばれる舗装路もありますが、グラベルという滑りやすい砂利や濡れた路面も多い。そうした路面状況では、一にも二にも抜群の安定性が必要です。ジュリエッタの車体はややワイドで、左右のタイヤでグイッと踏ん張ってくれる安定感の高さと、タイヤを路面に喰いつかせてくれるしなやかなサスペンションが相まって、安定している上にコントロールしやすいのです。だから安心して走ることができ、アクセルペダルを踏み込むことができました」
女性としてはうれしい華やぎも
ハードウェアとしての完成度の高さが気持ちの高揚にも繋がっていると?
「しなやかさと安定感という人間が感覚として感じ取れるダイナミックな性能が優れていると、ドライバーにとっては歩調が合っている、これならさらに上を狙えそうだという気持ちにさせてくれるんです。このクルマとヒトのビートが一緒に高まっていくような感覚が、ラリー参戦を通じてとても心地よいと感じたジュリエッタの魅力です。これはレースに限らず、日常のドライブの愉しみにも繋がっていると思います」
ほかに日常をクルマと過ごす時間の中で、ジュリエッタの光っていると感じる部分は?
「ジュリエッタの属するやや大きめのコンパクトクラスは、世界的にみてもっとも競争が激しく、激戦区となっているカテゴリーです。ですので、よくできたクルマもたくさんあります。その中で感じるジュリエッタの魅力は、列強に伍するスポーツ性能や実用性を備えながら、他にない華やぎを持ち合わせているところだと思います。燦然と輝くエクステリアデザインや心を優しく満たしてくれるインテリア。それらが織りなす独特の世界観が大人の乙女心を刺激してくれます。それに乗る自分までをも背伸びした気分にしてくれ、自らを彩るアイテムともなってくれるところにジュリエッタの非凡な魅力を感じています」
夢に向かって一緒に突き進むパートナーとして、そして女性を輝かせるアイテムとしても、さらなる高みへと誘ってくれるジュリエッタ。数多くのクルマに触れてきた竹岡氏にも、その妖術のような香気を発するイタリアンコンパクトは鮮やかな存在として映るようだ。
竹岡 圭
レギュラーMCとして出演している『おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR,NO LIFE!』を始めとするテレビ番組や、『Car Life Up To You』などでラジオパーソナリティとして活動するほか、雑誌やWEB媒体での執筆、イベントでのトークショー、各種インストラクターなど、カーライフのサポーターとして幅広く活動するモータージャーナリスト。道路・自動車関係をメインに、国や都道府県、高速道路会社等の審議会や委員会の委員を務める他、自動車関連企業の研修講師としても活動。クルマを購入する側、クルマを販売する側の両方から、購入前~購入後に至るまで、カーライフサポーターとして、幅広い活動を心掛けている。さらに、2016年からラリーへの挑戦を始め、2017年からはラリーレーシングチーム『圭rally project』を自ら立ち上げ、全日本ラリー選手権にチャレンジ中。
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Text:曽宮 岳大
Photos:林 左千夫
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