Fashion 2021.03.01

『FORZA STYLE』編集長・干場義雅氏が提案する、おうち時間を過ごすのに最適な高級ルームシューズ8選

外出自粛の日々が続く中、自宅で役立つ&楽しくなるアイテムが注目を集めており、中でもファッショニスタたちの間で“高級ルームシューズ”が人気を呼んでいる。そこで今回は『LEON』や『OCEANS』といったメンズ誌の創刊編集者を経て、現在は講談社のウェブマガジン『FORZA STYLE』の編集長を務めながらテレビ・ラジオ・イベント・ブランドプロデュースなど幅広く活躍する干場義雅氏に、おうち時間を過ごすのに最適な高級ルームシューズ8選を紹介していただいた。

「今まで日本ではルームシューズを履く文化がそれほど浸透していませんでしたが、今の外出自粛の状況下で働き方が変化したことにより、自宅で使うアイテムへの需要は高まっていると思います。ルームシューズ自体にトレンドはあまり関係ないのですが、今回は基本的にソールが薄くてヒールが高くないもの、そして素足に近い感覚で履けるものをチョイスしました。よりおしゃれな生活を望む方は、外履きをあえてルームシューズのように使うのもいいのではないかと思います」(干場氏)

柔らかなナッパレザー採用のオーソドックスなデザイン

Church’s(チャーチ)『Air travel 03』

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▲Church’s 『Air travel 03』¥36,000(+税)

250工程&8週間を掛けて生み出される1足が世界中の紳士をとりこにするチャーチは、ルームシューズも一級品。オーセンティックなデザイン、快適な履き心地、多彩な素材のバリエーションが魅力だ。

「『Church’s(チャーチ)』の中でもいわゆる定番のアイテムなのですが、こちらは革製のスリッパで、その革の中でナッパレザーという柔らかさが特徴の羊革を使っています。あとは中にキルティングが入っていることでとても履きやすいため、旅先に持って行ってもいいですし、テレワークの際など自宅で履くのもいいかと。デザイン的にも一番オーソドックスなスリッパの形です」(干場氏)

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▼INFO:画像提供
チャーチ
https://www.church-footwear.com/jp/ja/

ぜいたくなカシミアスエードのスリッパは自宅&旅先で

JOHN LOBB(ジョンロブ)『KNIGHTON』

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▲JOHN LOBB『KNIGHTON』 ¥95,000(+税)

“革靴の王様”と称される『JOHN LOBB(ジョンロブ)』からは、ぜいたくなカシミアスエード素材のスリッパをぜひ。その履き心地の良さはもちろん、オリジナルのケースが付いているので旅先で使うのもおすすめだ。

「こちらはいわゆるスリッパなのですが、家で自分が履く用、もしくはお客さま用も含めておすすめのブランドです。ジョンロブはエルメスグループ傘下のブランドというのもあって、ものづくりや素材使い、仕立てなどトータルでものすごく丁寧に作られているのが特徴。こちらは素材にとてもきめの細かいカシミヤスエードを使用しているので、イメージもすごく上品です。あとはホテルなどで簡易的なスリッパを履くのは苦手という方もいますし、飛行機の機内でマイスリッパを使う方もいますので、旅先に持っていくのもいいと思います」(干場氏)

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▼INFO:画像提供
株式会社ジョンロブジャパン
https://www.johnlobb.com/ja_jp/

ヨーロッパで幅広い層に人気のローファーを自宅で堪能

BAUDOIN & LANGE(ボードイン&ランジ)『ゴートスエードタッセルベルジャンシューズ』

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▲BAUDOIN & LANGE『ゴートスエードタッセルベルジャンシューズ』¥76,000(+税)

ロンドン発の気鋭ブランド『BAUDOIN & LANGE(ボードイン&ランジ)』は軽量で足のシルエットに馴染むアンライニングローファーが人気で、それをあえてルームシューズで履くのがファッショニスタたちのトレンド。

「ものすごく柔らかな革を使ったヒールの低い外履き用の靴なのですが、オシャレかつ履きやすいのでルームシューズとしてもいいかと思います。『ピッティ・イマージネ・ウオモ』というイタリアのファッション展示会ではここ2・3年、20代から60代まで注目されていて、幅広い年齢層に人気があります。あとはショートノーズ(短いつま先)なので、オーセンティックかつリラックスしたスーツスタイルに合わせる方もいます」(干場氏)

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▼INFO:画像提供
株式会社グジ
https://guji-online.com/

ドライビングシューズをあえて自宅で履く粋なスタイル

TOD’S(トッズ)『スエード ゴンミーニ ドライビングシューズ』

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▲TOD’S『スエード ゴンミーニ ドライビングシューズ』¥64,000(+税)

メイド・イン・イタリーの職人技を感じられる履き心地と、エレガントなアイテムが人気の『TOD’S(トッズ)』からは、スエード素材&幅広いカラーバリエーションの『ドライビングシューズ』をご紹介。

「ドライビングシューズというのはその名の通り、ドライブをするときに運転しやすいように開発された靴で、ペブルというゴムがヒールの方まで巻き上がっているのが特徴です。あるときにイタリアのナポリから船で30分ほどのカプリ島で、トッズの会長であるディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏と3日間ほど一緒にバカンスを過ごす機会がありました。そのときに船で皆さん裸足だったのですが、ディエゴ氏だけはドライビングシューズを履いていたのを見て『こういう使い方もあるんだ!』と思ったことがあったので、今回紹介させていただきました」(干場氏)

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▼INFO:画像提供
トッズ・ジャパン株式会社
https://www.tods.com/jp-ja/

革靴の聖地・英国における貴族や紳士のルームシューズ

Tricker’s(トリッカーズ)『CHURCHILL BLACK VELVET SILVER SKULL』

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▲Tricker’s『CHURCHILL BLACK VELVET SILVER SKULL (HALF RUBBER SOLE)』¥47,000(+税)

革靴の聖地である英国・ノーサンプトンで生まれた『Tricker’s(トリッカーズ)』が“ロイヤルワラント(英国王室御用達)”を授かるきっかけとなったモデルで、元々は貴族や紳士がルームシューズとして着用していた。

「こちらのモデルはスカルのマークが入ったデザインになっていますが、本来は甲の部分に自分のイニシャルなどを刺繍するのが皆さんよくされるパターンですね。シルバーやゴールドで刺繍される方もいますし、同色で刺繍される方もいます。素材は黒のベルベットを使っていて、ソールにラバーを張っているので外履きとしてはもちろん、ルームシューズとして履いても良いかと思います。中にキルティングが入っているのですごく履きやすいですし、これに合わせてベルベットの素材のスモーキングジャケットなどを着て家でリラックスするのも素敵だと思いますよ」(干場氏)

CHURCHILL_BLACK_SKULL_HL_SIDE 『FORZA STYLE』編集長・干場義雅氏が提案する、おうち時間を過ごすのに最適な高級ルームシューズ8選

▼INFO:画像提供
株式会社 ジー・エム・ティー
http://www.trickers-store.jp/

唇のデザインがウィットな靴はアートな暮らしこそ合う

Edhen Milano(エデン ミラノ)『Lip Brera』

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▲Edhen Milano『Lip Brera』¥90,000(+税)/7月発売予定

ファッションの力で皆が笑顔になるきっかけを作りたいという想いから、『UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)』の鴨志田康人氏とイタリアの靴ブランド『Edhen Milano(エデン ミラノ)』のコラボレーションで考案されたイブニングシューズ。“お喋り”もままならないこの時代を象徴するような唇のデザインがウィットに富んでいる。

「こちらは外履き用の靴で、リラックスしたいときに履くヒモがないスリップオンタイプです。鴨志田さんとコラボレーションをされている今回のプロジェクトは女性の唇をうまくモチーフに使っていて、キレイかつセクシーな靴ですよね。アートが似合うようなお部屋でルームシューズとして履いていたらすごく格好良いと思いますし、アーティストや画家の方などが履いていても素敵なのではないかなと。ちなみに今回いろいろと紹介している中で僕が自宅のルームシューズとして履くのなら、特にこの鴨志田さんとのコラボレーションの靴を履いてみたいなと思いました」(干場氏)

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▼INFO:画像提供
Eurisco Inc.
お問い合わせ先:eurisco@fj9.so-net.ne.jp

定番モデルのペニーローファーはリラックス時にも◎

Brunello Cucinelli(ブルネロ クチネリ)『スマート スエード ペニーローファー』

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▲Brunello Cucinelli『スマート スエード ペニーローファー』¥118,000(+税)※オンライン限定

イタリア生まれのラグジュアリーブランド『Brunello Cucinelli(ブルネロ クチネリ)』からは、定番モデルのペニーローファーを。ライトウェイトスマートスエード×軽量TPUラバーアウトソールの履き心地の良さは格別だ。

「これも基本は外履き用の靴として作られています。ただし僕が良いなと思ったのは、素材使いやヒールが低いこと、さらに革の素材がものすごく柔らかいというのが写真を見ただけでも伝わると思います。その柔らかさを持った靴はリラックスしたいときにも合うと思いますので、ルームシューズとして履いていただいてもいいのかなと感じました。ちなみにペニーローファーの“ペニー”とは、1ペニーを甲の部分の切れ目に差し込んでいたこと名前の由来となっていて、ローファーはヒモを結ぶのが面倒な方でも格好良く履ける靴ということで開発されました」(干場氏)

▼INFO:画像提供
ブルネロ クチネリ ジャパン
www.brunellocucinelli.com

書斎ではエレガントで格式高いアルビーローファー #910を

J.M. WESTON(ジェイエムウエストン)『アルビーローファー #910』

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▲J.M. WESTON『アルビーローファー ブラックスエード』¥95,000(+税)

フランスの老舗シューメーカー『J.M. WESTON(ジェイエムウエストン)』のアルビーローファー #910は、タキシードスタイルからインスピレーションを得てデザインされ、エレガントなフォルムながらその履き心地は快適。

「基本的にはタキシードのときに履くイメージの靴として作られている、ヒモがなくて甲まで覆われたスリップオンシューズです。スエード素材を使っていて、グログラン(固く密に織られた横方向にうねりのある平織りの織物)で飾られたトップが非常にエレガントで格式高いイメージですね。こちらは来客用のスリッパというよりは、自宅の書斎などでくつろぐときなどに履いていたら、ものすごくカッコいいなと思いご紹介しました」(干場氏)

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▼INFO:画像提供
J.M. WESTON / ジェイエムウエストン
https://jmweston.jp/

昨今の情勢から自宅でのアイテムに注目が集まっているが、これを機会に自らの生活様式を見つめ直し、憧れだった海外のライフスタイルを取り入れる方も増えてきた。今回はテレワークや新しい生活様式に合うルームシューズを紹介してもらったが、干場氏曰く、その中で最も大切なのは「あなた自身の好きなライフスタイルに合ったルームシューズを履くこと」。機能性だけではなく、その外側にある“憧れ”や“好き”を大事にしてあなたに合ったルームシューズを選んでほしい。

PROFILE

干場 義雅(ほしば・よしまさ)

『FORZA STYLE』編集長(講談社)/ファッションディレクター
東京都生まれ。『POPEYE』で読者モデル、BEAMSで販売を経験後、出版社に勤務。『MA-1』、『モノ・マガジン』、『エスクァイア日本版』など、数々の雑誌の編集者を経て、『LEON』の創刊に参画。「モテるオヤジ」「ちょい不良(ワル)」など一大ブームを作る。その後『OCEANS』を創刊し、副編集長兼クリエイティブディレクターに。2012年に(株)スタイルクリニックを設立。フジテレビ『にじいろジーン』、テレビ朝日『グッド!モーニング』、日本テレビ『ヒルナンデス』、テレビ東京『なないろ日和』など、テレビ番組でもおなじみ。ラジオ番組では、FM TOKYO『SEIKO ASTRON presents World Cruise』のメインパーソナリティの顔も。YOU TUBEで毎週配信しているBR.CHANELでは『ファッションカレッジ』の講師を務める。バッグブランド「ペッレ モルビダ」やシューズブランド「WH(ダブルエイチ)」などブランドプロデュースも行っている。船旅を愛する男女誌『Sette Mari(セッテ・マーリ)』の編集長として、また現在は、講談社のウェブマガジン『FORZA STYLE』の編集長として活躍。著書に『世界のエリートなら誰でも知っているお洒落の本質』(PHP)、『一流に学ぶ色気と着こなし』(宝島社)、『干場義雅が教える大人カジュアル 究極の私服』(日本文芸社)がある。新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、トークショー、イベントなど、その活動はメディアの枠を越えて多岐に及ぶ。

Text:ラスカル(NaNo.works)

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