Love Cinema 2020.12.14

20回目を迎えるイタリア映画祭。今年はオンとオフのハイブリッドで実施

2001年、日本でイタリア映画祭がスタートしたのは、“日本におけるイタリア年”がきっかけだった。節目となる20回目の開催となる今年は、オフラインとオンラインのハイブリッドで実施。オフラインのイベントはすでに終了しており、現在はオンラインで魅力的なイタリア映画を配信中だ。なお、イタリア映画祭には、アルファ ロメオが協賛している。

今年はリアル上映&オンライン配信のハイブリット形式で開催

20201113_qetic-alfa-0010 20回目を迎えるイタリア映画祭。今年はオンとオフのハイブリッドで実施

イタリア映画祭は、2001年“日本におけるイタリア年”として、イタリアの文化・芸術を紹介する催しが日本各地で開催されたことをきっかけにスタート。毎年1万人を超える人が訪れるイベントとして、映画好き、イタリア好きには恒例のイベントとなっている。20回目の節目を迎える今年は、ゴールデンウィークに予定していた開催が延期となったが、11月から12月にかけ、リアル上映&オンライン配信のハイブリット形式で開催することとなった。

20201113_qetic-alfa-0001 20回目を迎えるイタリア映画祭。今年はオンとオフのハイブリッドで実施

リアル上映は、11月13日(金)、14日(土)、感染症対策を行った上で、東京・九段のイタリア文化会館アニェッリホールにて開催。FCAジャパン株式会社マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセ氏も姿を見せた。会場では、2日間で、『幸運の女神』、『オール・マイ・クレイジー・ラブ』、『きっと大丈夫』の3作品が上映。藤原しおり(元ブルゾンちえみ)氏などによる、イタリアへの愛情たっぷりのトークショーも行われた。

20201113_qetic-alfa-0029 20回目を迎えるイタリア映画祭。今年はオンとオフのハイブリッドで実施
▲FCAジャパン株式会社マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセ氏

参加は事前応募制で、各回100名を無料で招待。また、今年もアルファ ロメオがイベントに協賛しており、来場者には、ロゴステッカーなど、アルファ ロメオのオリジナルグッズがプレゼントされた。ブースに置かれたプレゼントを、ゲストが自由にピックアップするかたちでの配布だったが、多くの人が手に取っていった。

20201113_qetic-alfa-0018 20回目を迎えるイタリア映画祭。今年はオンとオフのハイブリッドで実施

20201113_qetic-alfa-0038 20回目を迎えるイタリア映画祭。今年はオンとオフのハイブリッドで実施
▲アルファ ロメオブースで配布されたアルファ ロメオのリーフレットやオリジナルグッズ

20201113_qetic-alfa-0034 20回目を迎えるイタリア映画祭。今年はオンとオフのハイブリッドで実施

ここでしか見られない全29タイトルがラインナップ

20201113_qetic-alfa-0040 20回目を迎えるイタリア映画祭。今年はオンとオフのハイブリッドで実施

オンライン配信は、11月20日(金)から12月20日(日)まで、1ヵ月間限定で開催中だ。ここでしか見られない作品を中心に取り揃えており、『新作』『4人の名優たち』『コメディー』『監督デビュー作』『短編』というテーマ別に、全29タイトルがラインナップしている。また時代を反映し、LGBTQやSDGsなどの社会的テーマを持った作品が多く取りそろえている。内容もコメディー映画、ファミリー映画、恋愛映画など多彩だ。料金は新作が1200円、旧作が500円で、短編は無料。一度購入すれば、72時間鑑賞できる。

一口にイタリア映画といってもさまざまだが、好みや気分に応じて作品が選べる。なかでも、アルファ ロメオが特におすすめする2本を紹介しよう。

まずは、今年の新作である『幸運の女神』。イタリア本国で昨年のクリスマスに公開され、好評を博した同作は、トルコ・イスタンブール出身で、自らがゲイであることを公言している、イタリアの巨匠、フェルザン・オズペテク監督が手がけた作品だ。

work01 20回目を迎えるイタリア映画祭。今年はオンとオフのハイブリッドで実施
▲『幸運の女神』 画像提供:イタリア映画祭2020

倦怠期を迎えた、中年のゲイカップル、アレッサンドロ(エドアルド・レオ氏)とアルトゥーロ(ステファノ・アッコルシ氏)は、親友でシングルマザーであるマリアンナ(ジャズミン・トリンカ氏)から、彼女が検査入院する間、幼い息子と娘の世話を託される。これをきかっけに、アレッサンドロとアルトゥーロの生活に変化が生じる。登場人物たちはみな個性的だが、それぞれが愛おしく、また、随所に盛り込まれた、イタリアンユーモアもやさしく、温かい。鑑賞後、じっくり語りたくなる作品でもある。ちなみにこちらの作品、オフラインの公開前に流れたオズペテク監督のビデオメッセージによると、彼が義姉から子どもを預かってほしいと依頼された実体験がベースとなっているとのこと。なお、トリンカ氏は同作で、イタリア最高峰の映画賞ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演女優賞を受賞している。

もう一作は『無邪気な妖精たち』。2001年の公開作で、『幸運の女神』同様、オズペテク監督の作品だ。

work04 20回目を迎えるイタリア映画祭。今年はオンとオフのハイブリッドで実施
▲『無邪気な妖精たち』 画像提供:イタリア映画祭2020

夫婦はローマで幸せな結婚生活をおくっていたが、ある日、夫が交通事故で急逝。妻は、夫の遺品の中から“無邪気な妖精”からのメッセージが書かれている絵を発見し、これをきっかけに夫が7年間にわたって浮気をしていたことを知る。その愛人の正体を突き止めると、相手は男性だった!愛人が住むアパートには、さまざまな個性的な人が集まっていて、やがて妻はその奇妙でユニークな仲間たちのなかに入っていく──。19年前の映画だが、テーマは今時でとてもカラフルだ。耽美的な世界観が漂う映像も美しい。

なお両作品ともに、世界的な人気を誇るステファノ・アッコルシ氏が出演している。30歳のアッコルシ氏と、アラフィフになったアッコルシ氏を見比べるのも楽しい。

2つの作品にはアルファ ロメオが掲げる多様性が鮮やかに描かれている。登場人物たちの生き方は、多種多様な価値観を提示し、“Be yourself.”について考えるきっかけにもなるはずだ。大きなスクリーンで見られないのは残念かもしれないが、自分の好きなタイミングで、好きな場所で鑑賞できるというのは配信のメリット。イタリアワインや、好きなスナックを用意し、気ままに最旬のイタリア映画を楽しもう。

20201113_qetic-alfa-0006 20回目を迎えるイタリア映画祭。今年はオンとオフのハイブリッドで実施

※ソーシャルディスタンスを保ち、安全に十分に配慮したうえで取材を行っております

INFORMATION

Festival del Cinema Italiano 2020(イタリア映画祭2020)

期間 2020年11月20日(金)〜12月20日(日)※オンライン配信

イタリア映画祭2020オフィシャルサイト:https://www.asahi.com/italia/2020/

Text:長谷川 あや
Photo:佐藤大輔

POPULAR