Event 2019.10.03

若手シェフによる国際料理コンクール『サンペレグリノ ヤングシェフ2020』アジア地区大会をアルファ ロメオがサポート

2015年にスタートした、30歳以下の若手シェフを対象とした国際料理コンクール『サンペレグリノ ヤングシェフ』。昨年、藤尾康浩シェフが日本人初優勝を果たし日本国内でも注目を浴びたこのコンクールのアジア地区大会を、アルファ ロメオはサポートしている。今回は、9月10日(火)に東京で開催されたアジア地区大会の決勝と授賞式、さらにサンペレグリノ120周年ディナーの模様をレポートする。

その年の“NO,1ヤングシェフ”を決定する国際料理コンクール

サンペレグリノ ヤングシェフ』は、才能豊かな若手料理人の発掘と美食文化の発展を目指して、2015年にスタートした国際料理コンクールだ。参加資格は30歳以下、そしてレストランで料理人の経験が1年以上あること。決勝大会でファイナリストは、7名の名高いシェフで構成される審査員の前で特別な一皿である“シグネチャーディッシュ”を披露し、プレゼンテーションを行う。そして“技術”“創造性”“信念”という3つの基準で試食・審査され、その年の栄えある“NO,1ヤングシェフ”が決定するのだ。

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昨年の第3回大会では藤尾康浩シェフが日本人初優勝を果たした快挙は多くのメディアで取り上げられ、藤尾氏の存在は料理界の未来を担う若手トップシェフとして一躍フィーチャーされた。

そして今年も『サンペレグリノ ヤングシェフ』の地区大会が続々と開催されており、そのアジア地区大会をアルファ ロメオがサポートしている。今年はいくつかの変更点があり、まず地区大会エリアが前大会の世界21のエリアから、食文化の先進国である主要50カ国と地域を新たに12エリアに分類。書類選考を経て、その12エリアから135名のヤングシェフがセミファイナリストに選出された。
また、過去3大会では地区大会を勝ち抜いたファイナリストに対してのみ導入されていたメンター(後見人)制度が、今年からは各地区大会のセミファイナリストに対しても導入。ヤングシェフたちはファイナリストの座を懸けて、メンターシェフの指南を受けながらシグネチャーディッシュで勝負に挑む。

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8ヵ国・15名のセミファイナリストが集結したアジア地区大会

アジア地区大会は9月10日(火)、数多くの料理人を輩出する調理師専門学校『エコール辻 東京』で開催。書類審査を通過した8ヵ国(インド・インドネシア・日本・韓国・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ)・15名のセミファイナリストが集結し、日本からは『セントレジスホテル大阪 ルドール』の駒路和司氏、『京都ホテルオークラ スカイレストラン ピトレスク』の土谷真敬氏が参加した。

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▲『京都ホテルオークラ スカイレストラン ピトレスク』の土谷真敬シェフ

セミファイナリストたちは時間内に『エコール辻 東京』のキッチンを使って、料理を仕上げていく。その空間は独特の緊張感に包まれ、そこで聞こえるのは食材を調理する音と、メンターと交わすわずかな会話のみ。そして調理が終わると、審査員の前で自らのシグネチャーディッシュをプレゼンテーションする。

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今回、審査員に任命されたのは以下5名のトップシェフだ。

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▲(写真左から)ダニエレ・カーソン氏/マンダリン オリエンタル 東京(日本)・エグゼクティブシェフ
ガリーマ・アローラ氏/ガア(タイ)・オーナーシェフ
ジュリアン・ロイヤー氏/オデット(シンガポール)・オーナーシェフ
チョイ・ヒョンソク氏/レストラン・チョイドット(韓国)・オーナーシェフ
平瀬 祥子氏/レストラン ローブ(日本)・ペストリーシェフ

審査員は料理を3つの基準(技術・創造性・料理の力で社会をより良くするという信念)に基づいて試食・審査を進める。ヤングシェフたちはトークのみで自らの料理の魅力を伝える人もいれば、パネルなどを使って説明する人、また日本の土谷シェフは日本語で「いただきます」を審査員に促して試食を始めるなど、自らのアイデアで自由にプレゼンテーション。それに対して審査員は、料理の美しさ、匂い、そしてもちろん味と、五感をフルに使って真剣な眼差しで料理と向き合っていた。

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すべての審査が終了すると、緊張から解かれたヤングシェフたちの顔にようやく笑顔が。そして、今日の出来をすぐさまメンターと話し合い、中には抱き合って健闘を称える“師弟”の姿もあった。

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その後、ヤングシェフたちはアルファ ロメオが用意した『Alfa Romeo Giulia(アルファ ロメオ ジュリア)』『Alfa Romeo Giulietta(アルファ ロメオ ジュリエッタ)』『Alfa Romeo Stelvio(アルファ ロメオ ステルヴィオ)』に乗って、授賞式の行われる東京アメリカンクラブへ。そこで行われる授賞式で、2020年6月にミラノで開催される決勝大会へ進むファイナリストが決定する。

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授賞式では、今年新設された3つの副賞と最優秀賞が発表!

東京アメリカンクラブでの授賞式はまず、サンペレグリノを代表してマーケットデベロップメントマネージャーのアンドレア・フランチーニ氏が登壇し、前述した今大会からの変更点を説明した。そして、昨年の優勝者である藤尾氏に触れると、その後の活躍の一例として藤尾氏とアルファ ロメオがコラボしている “Art of Taste”のショートムービーを上映。

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▲マーケットデベロップメントマネージャー アンドレア・フランチーニ氏

さらにこの“Art of Taste”プロジェクトに込められたメッセージを、FCAジャパン株式会社マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセ氏が語った。
「私たちの“Art of Taste”は、アルファ ロメオのアーティスティックな美学を“味”で表現することをテーマにしたというプロジェクトです。藤尾さんはアルファ ロメオに乗って茨城県の農園などへ食材を探しに訪れました。そしてこのキャンペーンに当選した1組のためだけに、スペシャルなディナーを作っていただけるので、今からとても楽しみにしています。今回は、サンペレグリノとこうやってコラボレーションできたことをとても嬉しく思います。なぜなら私たちはともにイタリアの伝統的なブランドで、より美しく、より美味しい生活を作り出せると考えているからです」

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▲FCAジャパン株式会社マーケティング本部長 ティツィアナ・アランプレセ氏

続いて、本日の主役である15名のヤングシェフがステージに登場。今大会は賞に関しても変更点があった。“サンペレグリノ ヤングシェフ(最優秀賞)”に加えて、食に対する信条を一皿に表現したシェフに贈られる“ファイン・ダイニング・ラバーズ賞”、食のサスティナビリティにおいて社会的影響力を提唱する一皿を称える“サンペレグリノ賞”、メンターシェフがよりグローバルな観点で異文化の交わりが表現されている一皿に与える“アクアパンナ賞”という3つの副賞が新設。以下の3名が受賞した。

ファイン・ダイニング・ラバーズ賞

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▲カラン・ウプマニュ氏 / トースト アンド トニック(インド)

サンペレグリノ賞

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▲モハマド・アフィフ・アドナンタ・ナスティオン氏 / テアトロ ガストロティーク パリ(インドネシア)

アクアパンナ賞

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▲チュア・トー・アイク氏 / レストラン ゼン(シンガポール)

そして5名の審査員、またプレゼンターとして藤尾シェフもステージに上がり、ついに“サンペレグリノ ヤングシェフ(最優秀賞)”の発表の瞬間。栄えあるアジア地区の優勝者には、シンガポール『メタ レストラン』のシェフ、ケビン・ウォン・タ・ムン氏が選ばれた。

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▲写真左:藤尾康浩氏 写真右:ケビン・ウォン・タ・ムン氏 / メタ レストラン(シンガポール)

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「まずは僕たち若手の料理人に、このようなチャンスを与えてくれたことに感謝します。そして審査員の方々、ありがとうございました。これはチームワークで勝ち取った優勝だと思います。指導してくれたメンターはもちろん、食材を作ってくださったみなさま、すべてに感謝しています」

審査員それぞれからも今大会へのコメントがあり、中でもジュリアン・ロイヤー氏は、ケビンシェフのシグネチャーディッシュ“Celebration of a Duck”をこう評した。

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▲ジュリアン・ロイヤー氏

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▲Celebration of a Duck

「一つ一つのディテールが本当によく考えられていて、鴨をいろいろなテクニックを使って調理していました。お皿にもこだわりを感じられて、ストーリー性もあり、さまざまな試みに気持ちが込められていた一皿だったと思います。もちろん一番の決め手は味、とてもとても美味しかったです。」

ラストには、ヤングシェフと審査員とのフォトセッションでアジア地区大会は華々しく閉幕した。

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豪華演出で振る舞われた、サンペレグリノ120周年ディナー

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授賞式後には、来場者にサンペレグリノ120周年ディナーが振る舞われた。今宵のディナーは、チャプター1〜4と題して前菜、副菜、メイン、デザートの構成。それらは監修した藤尾シェフが、サンペレグリノ120周年にまつわる4つのテーマにインスピレーションを受けて考案したものであり、味はもちろん目も喜ぶような美しさの料理だった。

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▲左:チャプター1『ブラータチーズとチャイブのペスト』 / 右:チャプター2『ロブスタービスク』

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▲左:チャプター3『ラム』 / 右:チャプター4『ダイヤモンドと宝石箱』

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ティツィアナ氏のコメントで触れた“Art of Taste”第二弾の当選者は、今回のように藤尾シェフのインスピレーションから生み出される料理を堪能できるのだ。そしてそれぞれの料理が提供される前に、料理にインスピレーションを与える映像のプレゼンテーションとモデルウォークが披露された。

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とりわけ“Celebrating 120 years,looking at the future”と題したチャプター4では、サンペレグリノのボトルを彷彿とさせるライトアップの演出が加わったモデルウォークに歓声が上がるなど、豪華なディナーとともにサンペレグリノのアニバーサリーイヤーに華を添えていた。

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イタリアの歴史ある2つのブランドが食の発展をサポート

サンペレグリノとアルファ ロメオ、ともにイタリアで長い歴史を誇るブランドのサポートのもとで開催されたアジア地区大会。この両者は今後も、若き料理人の発掘と食の発展に尽力していくだろう。そして『サンペレグリノ ヤングシェフ 2020』は、他のエリアで地区大会が12月まで続く。2020年6月にミラノで開催される決勝大会ではどんな美食の競演が繰り広げられるのか、これからも注目していきたい。

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Text:ラスカル(NaNo.works)
Photos:宮下祐介

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