News 2019.05.14

“ザガート100周年記念”に沸いた『コンコルソ・デレガンツァ京都 2019』の様子をレポート

名車のなかの名車を競うビンテージカーのビューティ・コンテストが『コンコルソ・デレガンツァ』だ。芸術的存在ともいうべき歴史的名車たちが今年も京都・元離宮二条城に集い、それぞれの芸術性やエレガンス性を競い合った。メインフィーチャーは“ザガートの100周年”。ザガートと縁の深いアルファ ロメオも多数出展された『コンコルソ・デレガンツァ京都2019』の模様をビンテージカー好きとしても知られるモータージャーナリスト・西川淳氏がリポートする。

『コンコルソ・デレガンツァ京都2019』が二条城で開催

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イタリアの“ヴィラ・デステ”、アメリカの“ペブルビーチ”、イギリスの“サロン・プリヴェ”など、欧米には世界中のクルマ好きが注目するビンテージカーのコンクールが存在する。そこは車体の美しさや芸術性を競い合うだけの場所では決してなく、世界のVIPやセレブリティの集う社交サロンにもなっている。言ってみれば自動車文化の頂点のひとつとして機能しているのだ。

そんなコンクール・デレガンスを自動車大国でもある日本でも根付かせたい、と、ひとりのカーエンスージアストが立ち上がった。アクアリストとして世界的に有名な木村英智氏だ。

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木村英智氏

2009年の『東京コンクール・デレガンス』を皮切りに次々とビッグイベントを手がけ、2016年からはついに世界遺産元離宮二条城における 『コンコルソ・デレガンツァ京都』を成功させるに至った。二条城での開催となって三回目の今年は、いったいどんな名車たちが集まり、どんなイベントが催されたのだろうか。

二条城に集ったアルファ ロメオの名車たち

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この種のコンクールでは毎回、メインに扱うテーマが設けられるのが常だ。ブランドやモデルのアニバーサリーイヤーを記念したり、レーサーやデザイナーなど歴史的なカーガイをフィーチャーしたりと、趣向を凝らした企画を楽しみにする好事家も多い。昨年はカロッツェリア・トゥーリングの世界だったが、今年は創立百周年を記念してザガートがメインフィーチャーに。

ウーゴ・ザガートがミラノに自らのカロッツェリアを開設したのが1919年のこと。彼はそれまで航空機産業に従事しており、その知見をクルマに応用する、つまりは車体を軽く頑丈に造ること、を思いついたのだった。
事実、それはまずアルファ ロメオとのコラボレーションで華開く。6C1750GSに代表される1920年代のアルファ ロメオ製レーシングカーでザガート製のスパイダーボディをもつモデルはミッレミリアなど様々なレースで活躍し、アルファ ロメオとザガートの名を一躍、世界に知らしめた。

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アルファ ロメオ6C1750GSザガート(1930年)
戦前のアルファ ロメオを代表する傑作。1930〜32年に生産され、スパイダーは基本ザガートボディだった。スーパーチャージャーを付加したストレート6エンジンはシリーズ最高の102hpを発揮する。この個体はルクセンブルグからの出展。人気投票で一位を獲得した。

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アルファ ロメオ6C1750GSザガート(1931年)
FIVAベストプリザーブド賞とベストアルファ ロメオ賞を獲得。オリジナル状態で現存する貴重な一台である。

日本のクルマ好きが最も好むザガートは60年代、つまりエルコーレ・スパーダがチーフデザイナーを務めた時代のモデルだろう。スパーダは69年まで在籍したが、その間、ジュリエッタSZやジュリアTZ、ジュニアZなど今なお人気のアルファ ロメオをデザインした。

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『コンコルソ・デレガンツァ京都2019』には、ルクセンブルグからやってきた1930年式6C1750ザガートを筆頭に、ジュリエッタSZのコーダ・トンダやコーダ・トロンカ、ジュリアTZ、さらには“イル・モストロ”SZ(ES30)、そして世界限定9台のTZ3まで、実に様々なアルファ ロメオbyザガートが集結。目の肥えたクルマ好きたちを唸らせる。

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アルファ ロメオ ジュリエッタSZ(1958年)
量産ジュリエッタシリーズ(なかでもスプリントスペチアーレ)をベースにザガートが空力ボディを被せた人気モデル。SZはスポーツ・ザガートの略。この個体はシリーズ1でコーダ・トンダ=丸いお尻と呼ばれている。

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アルファ ロメオ ジュリエッタSZ2(1962年)
コーダ・トロンカボディのシリーズ2。SZの総生産台数は217台と言われているが、お尻がスパッと切り落とされたコーダ・トロンカは希少。

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アルファ ロメオ ジュリアTZ(1964年)
ジュリアと名乗るものの、シリーズモデルとの共通点はベースの1.6リットルエンジンのみ。鋼管パイプフレーム(TZのT)をもつ完全なるレーシングモデル。TZの生産を請け負ったのがウーディネのデルタで、カルロ・キティがコンサルタントとして加わりアウトデルタへと発展する。

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アルファ ロメオSZ(ES30)(1989年)
“イル・モストロ”。その個性的なスタイルと衝撃的なパフォーマンスで“モンスター”と呼ばれた。ベースはトランスアクスルFRの75。3リットルのV6SHCを積む。ボディデザインはアルファ ロメオ(フィアットデザインセンター)だったが、生産をサガートが請け負った。クーペのSZとスパイダーのRZがあり、併せても生産台数は1300台前後である。

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アルファ ロメオ TZ3(2011年)
60年代アルファ ロメオの代表作といえば、伝説の名車ジュリアTZとほとんど幻のTZ2。その伝説を受け継ぐべく、アルファ ロメオの100周年を記念してザガートが製作したのがTZ3コルサだった。言わば現代に蘇ったTZシリーズ。TZ2が9台のみの生産に終わったことを意識してか、そのロードバージョンであるTZ3ストラダーレもまた9台のみを限定生産した。コルサはV8を積んだが、ストラダーレはFCAグループのダッジバイパー用V10を搭載。

会場にはウーゴの孫にあたる現CEOのアンドレア・ザガート氏やチーフデザイナーの原田則彦氏も姿をみせ、熱心なマニアたちと交流する姿が印象的だった。

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原田則彦氏

「ザガートもアルファ ロメオも同じミラノが誕生の地です。ともに飛行機産業に関わってきたという歴史もあります。そんな二社が第一次世界大戦後にコラボレーションするのは、言ってみれば歴史の必然かもしれません。良い時も辛い時も共にあったという意味でも、ザガートにとってアルファ ロメオというブランドは無くてはならない存在なのです」(原田氏談)。

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木村英智氏コレクション アルファ ロメオSZ(1993年)
総合プロデューサーである木村英智氏も数々のイタリアンカーをコレクションするが、今回はザガートがテーマということで極上の“イル・モストロ”二台を持ち込んだ。写真はクーペバージョンのSZ。生産台数はおよそ1000台。

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木村英智氏コレクション アルファ ロメオRZ(1993年)
木村氏が持ち込んだもう一台のアルファ ロメオがSZのロードスター仕様であるRZ。こちらはクーペに比べて生産台数も約300台程度と少なく、コンディションの良い個体は極めてレアである。

コンクールにはザガートによるスペシャルなアルファ ロメオの他に、カロッツェリア・トゥーリング製の豪華なオープンボディを持つ1942年式6C2500Sカブリオレ(fromベルギー)やアルファ ロメオ製サルーンボディの6C2500スポルト・フレッチャ・ドーロ(fromイタリー)も参戦。さらには最新モデルのジュリアやステルヴィオまで同じ敷地内に並ぶにおよんで、レーシングカーからサルーン、そして最新SUVまで、実に幅広いアルファ ロメオの歴史と魅力が二条城内にあったというわけだ。アルファ ロメオの熱きDNAが、戦前から一貫して全てのモデルに共有されていることを実感できた。

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アルファ ロメオ6C2500Sトゥーリングカブリオレ(1942年)
1500ccから始まった戦前のストレート6エンジンは戦中に2500ccまで発展。トゥーリング、スポーツ、スーパースポーツと三種類のパワースペックを用意し、自社製も含む様々なカロッツェリアがボディワークを競演した。この個体はカロッツェリア・トゥーリングのカブリオレボディをもつ。コンコルソではヴィンテージクラスのウィナーとなり、またエレガントオープン賞も獲得。

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アルファ ロメオ6C2500スポルト・フレッチャドーロ(1950年)
戦前戦中からのキャリーオーバー車台に自社製クーペボディを被せた4座もしくは5座のスポーツサルーン。アルファ ロメオ最後の大型モデルであり、この後、アルファ ロメオは一転、ミドルクラス以下に注力することになる。

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Alfa Romeo Gulia Quadrifoglio(アルファ ロメオ ジュリア クアドリフォリオ)』・『Alfa Romeo Stelvio Quadrifoglio(アルファ ロメオ ステルヴィオ クアドリフォリオ)』・
エンブレムのみならず、躍動感溢れるスタイリングや類い稀なエンジン&シャシーパフォーマンスには間違いなく、ともに二条城を飾ったモデルたちのヘリテージが宿っている。

世界中から名だたる審査員を招聘

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ここでコンクールそのものについても少し詳しく報告しておきたい。名前を聞くだけで既に名車というべきクルマたちが集まって、その美しさのみならず、芸術性やエレガンス、物語性を競い合うのがこの種のコンクール・デレガンスだ。競うというからには当然、審査員が重要である。

世界の名だたるコンクールと肩を並べるイベントにしたい。そんな主催者の思いは審査員の面々に既に現れている。世界的なアルファ ロメオコレクターで世界のビッグイベントでも数々のベストオブショーを獲得した経験をもつコラード・ロプレスト大会委員長のもと、FIVA国際クラシック連盟会長のパトリック・ロレ氏を筆頭に、ペブルビーチのサンドラ・バトン氏やヴィラ・デステのドミニク・フィシュリン氏、日本からは元日産デザイナーの中村史郎氏、などなど、そうそうたる面々が審査員としての招聘に応じていたのだ。

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コラード・ロプレスト氏

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サンドラ・バトン氏

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中村史郎氏

一流なのは何も審査員に限った話じゃなかった。もちろんロプレスト氏の審査によって集められた名車たちも一流どころを揃えていたわけだけれども、開催された場所がそもそも超のつく一流だった。
世界遺産である元離宮二条城、というのは既に何度も記したが、クルマが展示されたのはなんと、国宝二の丸御殿に面した日ごろは非公開という庭園だった。美しい書院造の建物を背景に並ぶ世界のビンテージカーという構図は、世界中のクルマ好きを魅了したに違いない。

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イベントは4月の週末を使って行なわれた。暑いくらいの陽気に恵まれた土曜日の夜には、参加者および関係者を招いての京都市長主催のガラディナーも開かれている。ビンテージカーを媒体とした世界の社交サロンというにふさわしく京都五山一位でこれまた世界遺産の天龍寺にて開催。

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われわれ日本人にとっても非日常というべき趣向で、コンクール参加のオーナーたちは日本の正装である和装に着替えてからのディナーパーティというおもてなしで盛り上がった。天龍寺の境内でのパーティには門田大作市長でさえ驚きを隠せなかったようだ。

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ベストアルファ ロメオ賞は6C1750GS ザガートに

翌日の日曜日は朝からあいにくの雨だった。展示車両のオーナーたちには申し訳ない話だけれども、二の丸御殿を背景に雨露に濡れた色とりどりの名車という光景は、いっそう叙情的である。雨のなかでの名車という絵柄は、この手のビッグイベントでしか味わえない。普通のイベントなら雨予想が出た時点でガレージに仕舞い込まれることだろう!

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審査は主に土曜日中に行なわれていた。クラス毎に担当の審査員がグループでチェックする。車体のオリジナリティはもちろん、ただ美しいだけではなく、オーナーとの関係や芸術性、エレガントさを競う。このあたり、車両至上主義の日本人にはまだ馴染みが薄いかも知れない。ただ美しいだけでは勝てない世界がそこにある。

日曜午後、いよいよアワードの発表だ。雨天のため急遽、二の丸御殿に隣接する台所で行なわれた。11のクラス表彰と6つのスペシャル表彰、そして一般人気投票と併せて18台のウィナーを選び、そのなかからベスト・オブ・ショー1台を選ぶ。

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『コンコルソ・デレガンツァ京都2019』にエントリーしたコンクール対象車54台の中から栄えあるベスト・オブ・ショーに選ばれたのはアメリカから参加のランボルギーニ350GTザガートというウルトラレアな個体であった。
もちろん、アルファ ロメオも数々のクラスウィナーとなった。クラス表彰ではコンテンポラリークラスにTZ3ストラダーレザガート、ヴィンテージクラスに6C2500Sがそれぞれ選ばれ、FIVAベストプリザーブド賞の6C1750GSザガートは特別賞のベストアルファ ロメオ賞も同時に獲得。ちなみに、もう一台の6C1750GSザガートは人気投票(ピープルズ・チョイス賞)で一位を穫っている。

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日本のアルファ ロメオを代表してベストアルファ ロメオ賞を授与したFCAジャパンのティツィアナ・アランプレセ氏は、「情熱的なアルファ ロメオというブランドを通じて、日本とイタリアの文化的な交流の架け橋になっていきたい。日本の自動車文化をもっと熱くするためにこれからもFCAジャパンは活動していく。来年のアルファ ロメオ110周年にもご期待ください」と、京都で開催されたこの歴史的なビンテージカーイベントを振り返っていた。

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ティツィアナ・アランプレセ氏

世界三大コンクールのひとつとなることを目指して

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コンクールが終わった翌日、月曜早朝。私はもう一度、二条城に舞い戻っていた。週末の喧噪とは裏腹にしっとりとした佇まいを見せるビンテージカーたち。静かに撤収を待っている。しばらくするとあちらこちらで轟音が鳴り始めた。オーナーや関係者による運び出しが始まったのだ。
参加者のうち海外勢を含む数十台は、その朝から三日間の「ツアーデレガンス」で四国へと向かう。せっかく京都に持ち込んだ愛車を展示だけで終わらせるのはもったいないとばかりに、主催者が企画した“走るコンクール”である。

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私もまたアルファ ロメオSZ(ES30)を駆って、彼らとともに四国まで旅をした。世界中から集まった名車たちをSZのコクピットから眺めつつ瀬戸大橋を渡ったあの感動は一生の思い出になりそうだ。

総合プロデューサーの木村英智氏は、ことあるごとにこう言っていた。「このコンコルソ・デレガンツァを、アジアを代表し、そして世界三大コンクールのひとつになるよう、育てていかなければならない」、と。すでに審査員と場所は超一流である。これからはもっともっと素晴らしい芸術性とストーリー性、エレガンスを讃えたクルマたちを世界中から招聘していきたいという。

日本でもいよいよ自動車を文化で語るべき時が来たようだ。

PROFILE

西川 淳

「クルマ趣味を実践する」をメインテーマに、日々クルマを追って世界を駆け巡ることを生業とする自動車ライター。イタリア・ミッレミリアなど国内外の著名イベントにも参戦経験をもつ。奈良県出身。京都大学工学部精密工学科卒。株式会社リクルート勤務を経て独立。日本カーオブザイヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。

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Text:西川 淳
Photos:濱上 英翔

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