Passionista 2019.08.08

アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

アルファ ロメオの魅力を語るオーナーインタビュー。今回ご紹介するのはジュリア スーパー(Giulia Super)オーナーの飯田亮さん。建築家として第一線で活躍する飯田さんは、イモラチタニウムというボディカラーに惚れぬいて購入しまさに蜜月真っただ中。インタビューからも感じる、アルファ ロメオへの愛をたっぷりと語っていただいた。

日本の四季が楽しめる、地域に馴染む家

栃木県で設計事務所『飯田亮建築設計室』の主宰と、工務店『COMODO建築工房』の代表取締役をしている飯田亮さん。その事務所にはこれまで手掛けた素敵な家々の模型が飾られていた。「日本の四季の移ろいを楽しめる、日本ならではの情緒が感じられる住まいを提案しています」という。そして、「家と庭、周辺環境から感じ取れる、例えば匂いや風の入り方などを考えていますので、結構住み心地が良好です」と話す。

20190623_qetic-alfa-0140 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

20190623_qetic-alfa-0002 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜
COMODO建築工房の代表取締役、飯田亮さん

見せて頂いた家々の模型はお客様へのプレゼンテーションで使われたもの。その時にはまるでお誕生日のケーキのように素敵な箱に入れてお客様の前に出される。
「プレゼンテーション時にA,B,C案と見せてどれがいいかとお客様に選ばせることが多いですよね。でも僕は、それは失礼だと思っています。僕が迷っていたらお客様はもっと迷うでしょう。せっかくプロといろいろ話をして提案をしてもらおうと思っているのに、提案側が迷っているのならプレゼンはしない方がいい。だから、僕は“あなたの家はこれです”とファーストプレゼンの時にほぼ完成形のモデルを見せるようにしています。きちんとした箱に入れてプレゼンテーションの演出もしますので、これまでほとんど断られたことはありません。一発OKで間取りもほぼ変わることはないですね」とポリシーを持って提案していることが伺われる。

20190623_qetic-alfa-0135 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜
飯田さんが手がけた素敵な家の模型

今回、飯田さんと共に同席していただいた旧ジュリアユーザーの鈴木丈生さんは建築の足場を手掛ける『株式会社サンデンケン』の代表であり、あとで触れるFMMを主宰するカー・エンスージアスト。そして、飯田さんにアルファ ロメオを教え込んだ張本人でもある。

20190623_qetic-alfa-0033 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜
株式会社サンデンケンの代表、鈴木丈生さん

そんな鈴木さんから見た飯田さん設計の家の印象は、「分譲地などに行くと新しい家が建ったねと感じることが多いでしょう。でも飯田さんの家は、“あれ? これは前からあったかな”というくらい周りと馴染んでいるんです。それは平屋が多いというのもあるでしょう。地面に対して高くなればなるほど突起したものになっていきますから。そのうえ飯田さんの平屋の設計はさらに低め。クルマの車高と同じ感覚でしょうか(笑)。色にしても突飛ではありませんし、建材もベースは自然素材のもので作っていますので、人工物と自然のものの中間みたいで馴染んだ感じは常に受けます」とその印象を語っていた。

鈴木さんの蜘蛛の巣に引っ掛かって

そんな飯田さん、アルファ ロメオとの出会いのきっかけはどういうものだったのか。「そもそも父が日本の自動車メーカーに勤めていましたので、小さいころからクルマが好きでしたが、外国のメーカーはほとんど知りませんでした」と当時を振り返る。また、高校を卒業し建築の専門学校に行っていたころも、スタンドでバイトをしていて、「まさにクルマの泥沼(笑)。走り屋をやっていて山やサーキット走り回る日々が続いていました」という。

20190623_qetic-alfa-0076 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

その転機は専門学校を卒業後、就職や転職し、27歳で独立した時だった。当時後ろに会社の名前が入っていた古いピックアップトラックに乗っていた飯田さんを鈴木さんが“ナンパ”したことだ。
「突然鈴木さんから足場屋だと自己紹介のメールが来ました。それも足場をやらせてくれという営業ではなく、単純に同業として、クルマ好きとしてのメールでした」
鈴木さんはクルマ好きの集まりFree Motor Meeting(FMM)を2010年8月に始めたばかりのころ。これは栃木県内を中心とするクルマ好きが集まる社交場で、毎月第4日曜日の午前中(8:30~12:00)に、道の駅うつのみや ろまんちっく村の第3駐車場にて開催。少し古いクルマが中心ではあるものの、基本的に新旧国籍は問わない。ただ“クルマ好き”という共通点だけで集まっている。参加者同士が尊重しあいながら親睦を深め、横のつながりを作って情報交換の場にしてほしいと始めたイベントだ。

20190623_qetic-alfa-0106 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

そんな鈴木さんの“蜘蛛の巣”に引っ掛かった飯田さんは、「初めて会ったのは僕の事務所。6時間くらい話しましたね・・・・」。「いやいや仕事の話は5から10分くらいで、全部で3,4時間くらいでしたよ」と鈴木さんと笑いあう姿は本当に仲が良い雰囲気だ。

鈴木さんに誘われてFMMに行くようになった飯田さんは、そこで様々な輸入車に出会う。
「僕はミーハーなのでステータス性が大事。そこから調べてどっぷりハマっていくタイプです。そのクルマに乗ると自分がどう見えるか、そのクルマから降りてくる自分が似合うのかどうか、客観的に見るのが好きですし、それがとても大事なのです」と自身を分析。そしてその中にアルファ ロメオがあった。

20190623_qetic-alfa-0305 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

もうひとつ鈴木さんのジュリアをメンテナンスしている工房のオーナーの影響も大きかった。
「戦前の6Cや8Cにまで遡って、アルファ ロメオが当時からいかにすごかったかということを教えてくれるのです」。そこでどんどん洗脳されて、他のメーカーに対してヒエラルキーがついていった。特に鈴木さんはその薫陶を受けているので、当然飯田さんへの影響は計り知れない。「アルファ ロメオのデザインや歴史を学べば学ぶほどすごい。まさにそこに惚れたことが、このメーカーにはまった一番の理由でしょう」という。

イモラチタニウムに一目惚れ

そしてついにアルファ ロメオを手に入れる。最初は中古車の156、次いで『Alfa Romeo Giulietta(アルファロメオ ジュリエッタ)』だった。「仕事が忙しくなってきましたので、(それまでは前述のピックアップトラックなどを足にしていた)普通のセダンが欲しくなってきました。そこで鈴木さんに相談して156を、次いでジュリエッタを購入しました」とてもジュリエッタは気に入っていたようだが、「やはり4ドアセダンが好きだということに気付いたころ、ジュリアが出てとてもかっこいい、いつか乗ろうと思っていました。ディーラーでカタログを貰ってこの色(イモラチタニウム)に一目惚れ。ジュリアを買うならこの色しかないと決めていました」と飯田さん。

20190623_qetic-alfa-0502 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

一昨年の暮れ、ディーラーの担当者からこのカラーが廃版になると連絡があった。そこで飯田さんは予定よりも1年前倒しで購入に踏み切った。「このイモラチタニウムは何ともいえない色気のあるカラー、有機的な色だと思いました。生命を感じるイメージですね」という。

また、バリエーションの中でもスーパーを選んだのは、「通常、クルマを開発する際は最もベーシックなモデルを基準に始めるそうですね。そう(前述の)工房のオーナーから聞いていました。そこでジュリアの良さ、開発陣の思いを味わうにはAlfa Romeo Giulia Super(アルファ ロメオ ジュリア スーパー)が最もふさわしいと思い、迷わず選びました」とのことだ。

20190623_qetic-alfa-0236 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

そんな飯田さんに悲しい出来事が起こってしまった。手元に来て8カ月たったある日、路地から飛び出してきた軽自動車にぶつけられ愛するイモラチタニウムのジュリアスーパーは大破してしまう。
「カラーは廃盤ですし、直すにも足回りはぐちゃぐちゃ。でもジュリア以外選択肢がない……。そこでダメ元で探したところ、全く同じものがあるディーラーにあったので、迷わず購入しました」とその時を思い出しホッとした表情で話す。

20190623_qetic-alfa-0088 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

そこまで飯田さんを惹き付けるジュリア。気にいらないところはないのか。
「いやいや、良いとしかいえません。不満がひとつもないのです。これがこうだったらいいのにとかないんです。あ、フットレストの辺りの内装の白いところの汚れは気になりますね。ただそれはそもそも自分が汚いのがいけないと思っています」とまさに溺愛している様子だ。

20190623_qetic-alfa-0264 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

飯田さんは、「どこにでも乗っていきたいですね。山でも海でも高速でも街中でも、常に一緒にいたい。包まれている静寂性も感じますが、高速でダイナミックモードにしてアクセル思い切り踏み込んだ時、風切音はそこまで入ってこないのに、エンジン音はしっかりと聞こえてくるのは魅力です。移動手段ではあるものの、自分のテリトリー、パーソナルスペースがそのまま移動している感じがするのです」とのこと。まさにジュリアのパーソナリティをいい得ている。サルーンとしての快適性を保ちながら、いざ真剣に走ろうとすると、エンジン音を含めて官能を揺さぶってくるのだ。

20190623_qetic-alfa-0328 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

最後に飯田さんにとってアルファ ロメオは何なのだろう。
「自分のアイデンティティといったらおこがましいかもしれません。ただ、日本人にジュリアの形やカラーはなかなか似合わない、似合うのはお前くらいだと皆にいわれるのが嬉しいですね。クルマが好きだからこそ余計に人車一体、このジュリアと飯田亮のライフスタイルがひとつになっていることです」

20190623_qetic-alfa-0280 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

飯田さんの憧れのクルマもアルファ ロメオ、それもジュリアスプリントスペチアーレとティーポ33だ。
「オフィスに飾ってあるミニカーもお客様に触れられない位置に置いています」と飯田さん。将来その実車を手にしたときも、きっとその横にはイモラチタニウムのジュリアがあるに違いない。

20190623_qetic-alfa-0130 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜
オフィスに飾られている、ジュリアスプリントスペチアーレとティーポ33

今回飯田さんと鈴木さんお馴染のカフェ&ダイニングの『Niwa』にもお連れいただいた。
「月に一度程度気持ちに余裕がある時、あるいは少し贅沢をしたい時に来ます。また所員もここが好きなので何かのきっかけがあるときに一緒に食べに来ます」と飯田さん。因みにこのレストランのオーナーも『Alfa Romeo Spider(アルファ ロメオ スパイダー)』乗りだ。

20190623_qetic-alfa-0675 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

類は友を呼ぶとよくいうが、アルファ ロメオを軸に、飯田さんの周りにはクルマ好きが溢れている。それは飯田さんの人としての魅力とともに、クルマと仕事にかける情熱、そして飯田さんが“創る”家のように、飯田さんとアルファ ロメオジュリアがその友人たちの中に自然と溶け込んでいるからに違いない。

20190623_qetic-alfa-0201 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

20190623_qetic-alfa-0441 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

今回登場したクルマ

Alfa Romeo Giulia Super

Alfa Contact
0120-779-159

▼取材にご協力いただいた『Niwa』

INFORMATION
cafe&dining NIWA

住所 栃木県さくら市氏家2545
TEL 028-682-3105
定休日 月曜日(不定休あり)

 
20190623_qetic-alfa-0693 アルファ ロメオ オーナーインタビュー 〜ジュリアのデザインとボディカラーに惚れ込んで〜

Text:内田俊一(Shunichi Uchida)
Photos:大石隼土

POPULAR